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前作に続き、Gシリーズ二作目です。 森博嗣さんの作品を読む際、トリックや犯人について深く考えることはせず、 漠然と「こんな感じじゃないかな?」とか思いながら読んでいる僕ですが、 それでも十分に楽しめる魅力が、この作品にもあります。 前作もそうでしたが、やはり主人公達の会話や行動を楽しんでいます。 特に海月及介。彼自身、そして彼を取り巻く人間関係の描写は、僕にとって このシリーズの見所の一つとなりました。 φやθといった、記号が意味することにも期待を抱かされるシリーズです。
新シリーズ(Gシリーズ)の2巻目。 マンションの真下に動かなくった青年が横たわる。警察も住民も誰もが自殺であると疑わなかった。しかし一点の謎・・・それは青年の額に描かれた赤い「θ」の印。これが全ての始まりであった! 前回はこて調べであったかのように今巻から密度がグッと高くなる。 山吹らのメンバーをはじめとして西之園も再び事件に挑むが、友人の反町愛もこの奇妙な事件の検死に立ち会い巻き込まれる。今作は森作品(S&M、Vシリーズ)の人物もチラリと見えたりするので、けっこう相関がゴチャゴチャするのはのちの展開への伏線か?はたまた作者の愛着のあるキャラクターを登場させたいという思いか?どちらにしろ前巻よりも交錯する思惑が描かれている。 個人的に院生の山吹が学会誌に投稿する論文を犀川先生に見てもらう(隣には国枝先生)場面はかなり緊張感のある描写がなされていて院生も大変なのだなと感じてしまった。 今回も最後は断定を避け、読者に考えを委ねた形にしている。 もちろんトリック・犯人は挙げられているけど、きっちりと明かしてほしい。 でも意外と山吹、海月、加部谷の3人は好きなキャラクターだ。