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戯言の中ではあまり人気なさげですが、嫌いじゃないです。 兎吊木・・・。 確かに冗長ですが、最後の戯言使いとの邂逅シーンは好きですね。 気持ち的にはいーちゃんの側かな。 凡人なので。
西尾維新の『戯言シリーズ』その4。 ぼくと玖渚と鈴無の3人で斜道卿壱郎の研究所に招かれる。そこには破綻者たちが現れる。その中の兎吊木垓輔はぼくにこう問う「きみは玖渚友のことが嫌いなんじゃないのか?」。 冗長すぎやしないか? 兎吊木といーちゃんの会話の冗長なこと。会話の中身もなんか哲学や倫理学からの引用やそれに近いニュアンスの発言が目立ち、結局お二人は何が言いたいんですか状態がエンドレスでもうお腹いっぱい。饒舌と冗長はちがうぜ、いーちゃん。 キャラクターの面から見ると、今回お初の鈴無音々がとても良い。なにを言いたいかさっぱりの戯言使いと対照的にこちらはズバリと自分の言いたいことを喋る。本編でもいーちゃんの饒舌にお説教したりと、指南役にも買って出ている。見た目は『ルパ○三世』の次○(笑)というのもカッコイイ。 ラストのラストで凄惨な事件が起こる。 完全にこの上巻は饒舌と登場人物紹介で終始している。 ということで本格的なミステリになるのは下巻になるのだった。
『戯言シリーズ』の4作目はシリーズ初の上下巻分冊,02年11月ノベルスの文庫化です. 表紙にも登場の青い髪の少女,シリーズのヒロインでもある彼女がひさびさの登場で, 特に,彼女がたびたび見せる,これまでとはまったく違う『表情』が大きな疑問となり, 戸惑い,さまざまな思いを巡らせる主人公と同じように,読み手も不安を抱かせられます. また,相変わらず自分を卑下する主人公と,語られないそれにはモヤモヤしますが, 自らの目線で語られることが多かった彼について,第三者からそれが入る場面があり, そのギャップであったり,それを受けての彼の再度の反応などが新鮮で印象に残ります. ほかでは,事件の解決はもちろんのこと,中盤あたりでチラリとだけ姿を見せる謎の人物, なによりも投げられた『問い』に彼がどんな『答え』を返すのか,下巻への興味が沸きます. ただ,はじまりから20ページほど続く問答と,それを掘りさげた中盤でのやり取りは, クセのある相手のせいかやや窮屈で,読み慣れたファンでも消化には苦労させられます. また,最後の最後でようやく事件が起きるように,明らかに下巻への前フリ扱いの印象で, 登場人物の内面に重きが置かれていることもあり,さすがに盛りあがりやテンポは鈍めです. ノベルス版との違いは,これまでどおり,表紙袖の前口上,扉絵としおり,アトガキで, 前作ではオリジナルだった目次のイラストは,残念なことにノベルス版と同じものでした.