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しおんの王も連載から3年、ついに5巻目に入った。今秋からはTVアニメ放映がスタートするとのこと。 プロアマ女流問わず実力があるものが頂点に立つトーナメントの続き。「愛がなければさせない一手」と言わしめた羽仁名人が二階堂沙織に指した角捨ての奇手。敵意を感じさせる羽仁悟が紫音にさした両取りの一手。育ての親安岡八段が娘紫音の挑戦を受け秒読みのぎりぎりの勝負に挑むその指し手の緊迫感。将棋というゲーム、一手の中に相手の心が反映される奥深いゲームだということを巧みに描いている。羽仁悟は相変わらずのストーカーぶり、連載が進むとラピュタのムスカのようにマニアックなファンが出来るかも。名人は自分で手は汚さない。常に他人に汚れ役をやらしめるところが凄みがある。対戦ゲームでいうところのラスボス(最後の最強の相手)なんだろう。どこか怪しさを見せ始めるのは羽仁兄弟のみにあらず。いよいよミステリーも佳境に入ったか。まだ読んでない人は1巻から読むべし。
父・安岡信次八段と娘・安岡紫音女流初段が盤上で激突! 将棋の経験や上手さでは勝てないと読んだ紫音はたったひとつ父に勝る能力、「読みの速さ」にすべての勝負を賭け、父に挑む!! 個人的に、アフタヌーンで現在までに掲載された中では一番好きな一局。 お互いよく戦い方や盤面での癖を知り抜いている雰囲気がよく出ています。