少女まんがだけど大人も楽しめる「ふわふわSF」
帯のコピーがいきなり刺さります。『世界は”ふわふわ”でできている。』かわいらしい表紙と相俟ってつい本屋さんで手にとってしまったが最後、すっかりその面白さのとりこになってしまいました。表題作「いちご実験室」とその他短編を集めた本なのですが、やはり「いちご実験室」がおすすめ。少女ミソラちゃんとその隣に住む科学者ハカセさんが主人公のお話。で、子供向けのファンタジーかなぁと思いきや、なかなかウィットに富んだちゃんとしたSF。それがラブリーな絵柄で展開しちゃうんだからたまりません。
毎回の表題は有名な歌のタイトル。皆さんはいちごと聞いてどんな歌を連想しますか?わりと大人になった人はきっとあの歌を思い出すと思います。最終話タイトルが1話(Reprise)でニヤリです。ちょっとマニアックなタイトルですが、菅野博士先生の「天晴れ!カッポーレ」が好きだった方には、その少女まんがふわふわバージョンって感じで楽しく読めると思います。
こういう「意外な名作」に不意に出会った時の嬉しさって格別ですね!