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介護保険のいろいろな規制のため、 幸せになれない老人を幸せにするため、 主人公たちは規制を破る。 確かに介護保険は規制が多い。 同一敷地のデイサービスと老人ホームは 玄関を別にしなければならない等 よくわからない規制(ローカルルール?)もある。 ただ、税金と保険料から介護報酬をもらっている以上、 くだらない規制でもとりあえずは守るべきではないだろうか。 国も規制を本当に必要な部分のみにするべきだと思う。 その本当に必要な部分というものが難しいのだが。 とはいえ、感動するし、介護保険業界がリアルに書かれてある すばらしい作品だと思う。
『 ただ ”全力で力になる。・・・ 誰かが全力であたしたちのために、頑張ってくれていると思えば あたしだって頑張れます。』 毎回のことだが、作者 くさか里樹さんには、 ハートを鷲づかみで揺さぶられてしまう。 今回も電車の中で、人目を気にしつつ、泣いてしまった。 修行が足りないオレだ。
杓子定規の介護行政と利用者を第一に考えようとするケアマネとヘルパー。 「こんなことでいいのか」という思いと、「こうならいいのに」という思いが交錯する。 どちらも正論といえば正論ではあるが・・・。 自分の老後、日本の将来は不安だらけである。 作品としては、現状を描きつつも暗さがなく前向きであり、ささやかではあるが一筋の希望が見え隠れしている。 介護のパンフや担当者の説明だけでは理解しにくい部分も、この作品ではわかりやすく、多くの人に是非読んでもらいたいと思う。