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近頃、久々に何冊かのマンガを買って読んだうちの1冊ですが、加藤伸吉氏、相変わらず画力はスゴイ!・・・しかし絵の雰囲気も内容もころころ変わっていくので、どういう本と思って読み進めればいいのかさっぱりわからず、途中で1回くじけました。 のろのろと再び読み始めたけど、あるところまで行って見開きいっぱいのグリフォンの絵に圧倒され、これだけでもこの本を手にする価値はある!と思いました! しかしあまりの読みにくさに、ところどころで「こいつ、読み手の事なんかどうでもいいと思ってんな・・・」と感じたりもしたけど(でもおもしろく読んじゃうんだけど)、最後の作品のラストのコマで真面目に読者に向き合って終わったのがかえって感動してしまった。 そして、後書きで「さぞ読みにくかったろうと思います」と著者の謝罪の言葉がありました(笑)。「なんだ!わかってんじゃん!謝ったからまあユルす」とまたホッとしました。 「俺って変わってんだよ〜」と自己主張して価値を認めてもらおうとするでもなく、妥協して一般受けするものを描くでもなく、ただそのままの加藤伸吉がここにいるんだなー、という感じです。ある意味崇高・・・ですよね。 決して誰でもおもしろおかしく読めるマンガではないし、芸術的に美しい〜というのともちょっと違うと思うけど、私にとってはとても大切な1冊になりました。満足感は星5つだけど、読みにくさを1点引いて星4つ!