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神の雫 (1) (モーニングKC (1422))

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神の雫 (1) (モーニングKC (1422))の商品レビュー

5.0 ワインの「味」を「絵」で表現するという画期的な表現方法
 ストーリーの面白さなどは、他のレビューに書かれている通りなので、少し違うことを書くと、この漫画を読むと、出てきたワインが飲みたくなること間違いなしである。その秘密は、この漫画独特のワインの紹介の仕方にある。

 この漫画の画期的なところは、ワインの「味」を、「絵」で表現してしまったところである。

 ワインやお酒についての漫画やガイド本は、これまでも多数出版されてきた。そうした漫画や本では、主として、そのワインに関するエピソードなどの「うんちく」を紹介する方法と、その味を何とかして「言葉」で表現するという2種類の方法がとられてきた。しかし、味を言葉で表現することは難しく、伝わりにくい。

 この漫画の新しいところは、ワインの味を「絵」にしてしまったところにある。
 まずは、ワインの飲んだときの印象がイメージとして語られる。曰く、「このワインはクラシック音楽を感じさせつつ同時に現代的なロックバンド、クイーンの音楽のようなワインだ」「このワインはバリ島で過ごしたエキゾチックな一夜を思い起こさせる」「このワインは森の奥にたたずむ静かな泉のようだ」「いくつもの旋律が重なり合い絡み合う、荘厳なオーケストラの演奏だ」等々(注:手元に原本を置いて書いているわけではないので、引用は正確ではありません。また、第2巻以降に出てくるものも含まれています)。そして、これらのイメージの映像が、ワインを飲んだときに浮かぶ光景として描かれるのである。表現方法としてはブッとんでいるが、そのブッとび具合がまた面白く、この漫画の魅力のひとつだ。

 ワインの味を絵で表現するというのは、言葉よりもはるかにわかりやすいし、覚えやすい。そのワインを「飲んでみたい!」という気にさせる点では、さらに抜群である。自分もその光景が浮かぶかどうか、確かめてみずにはいられない!という気にさせられる。漫画でしかできない、媒体の特性を生かした表現方法でもある。ワインの表現の伝統からすると異端とも言える表現方法だが、本場フランスのワインの権威にも、新しい表現方法として認められているらしい(http://frenchbloom.seesaa.net/article/109728308.html)。

 ただし、実際にそのワインを飲んで、その通りの光景が浮かんだ経験は、(少なくとも私自身は)まだない^^;。ワイン自体は美味しかったけどね。
5.0 面白い
ドラマ化ということで読んでみました。
なかなか面白いですね。
絵は抜群にうまいし、話も面白い。ワインの知識が無くても楽しめました。
5.0 何故クイーンの演奏がLPレコードなんだ?
2004年に講談社「モーニング」で連載を開始。ワインについての確かに新しい知識で頭がいっぱいになってなかなか楽しい作品だ。自分の知らない分野はすっと頭に入った。ただ自分の得意分野が絡むと、『あれれ』と思う箇所が2カ所あった。

1.何故クイーンの演奏がLPレコードなんだ。
2.何故『サロメ』でリヒャルト・シュトラウスの名前ばっかり上げて、原作のオスカー・ワイルドの名前が出ないんだ。

とか。何しろ2000年代にLPレコードをターン・テーブルに乗せてクイーン聴いている人なんていないぞ。こういうところを見ちゃうと何だか中身のワインの方は大丈夫か?とか疑り深くなってしまうのだ。世界的に売れている作品だけにここは書き直して欲しいな、と正直思う。
3.0 お隣の韓国でなぜか大人気らしいですよ。ワインにおける亜硝酸塩の有害性にもっと着目して!
「ソムリエ」に次ぐワイン漫画ですね。
「酒」と言うとビールが大衆的なイメージにあるのに比して、ワインはやはり高級なイメージがあります。
昔なら「こんな漫画」はまず有り得なかったんでしょう。ワインは西洋では生活の一部ともいえる存在として人々の中に深く関わってきていたのでしょうが、日本では「贅沢な趣味」と取られても仕方なかったことでしょう。つい最近までは。

日本人の生活レヴェルが上昇して、ワインに親しむ人間が増えて、大衆的なものになってきたからこそ「この漫画」も生まれたはず。そういった背景もこの漫画の成立という点で見逃すことはできません。

「画力」に関してはSランクだと思います。後はストーリー。
ワインの道に入るのが嫌で、父親に反発してビール会社に就職した主人公。
けれど、父はすでに息子が幼い頃から「ワインの探求者」としての道を歩むべく英才教育を施していた。
その道を踏み外すことはできず、「知識は素人」ながらも感性と技術は超一流となっていた男は、父の死に際して初めて「父の意志」を継ぐことを決意する。

父の遺産といえる「ワイン」を継承するためには、ライヴァルと争わなければならないという「お約束」の対立構図も加わって、探す至高のワインは13本。
まるで「キリスト(聖人)の使徒」を探求するかのような道程は・・一滴のワインの雫を口にする度に、世界各地の至上の風景へと誘われるデジャヴ・・・・。

「ワインの良さは値段で決まるものではない」という真理は、ブランドに目が眩みがちな日本人に対する「痛烈な皮肉」と読んだ。

「真に良いものを見分ける目を持つのは難しく、持てれば百万の富に勝るもの」である、と知った。
但し・・・外国産のワインは添加物として「亜硝酸塩」を加えているものがほとんど。
決して身体にいい・・・わけはないので「無添加ワイン」が増えてほしい。
5.0 美味しんぼのワイン版?
家の近くの定食屋さんに置かれているのを目にして以来
少しずつ14巻まで買いすすめてきた、数少ない全巻揃えているマンガです。

なんでも韓国ではこのマンガのおかげで、ワインブームに
火がついたというのがたまに本屋さんの広告のポップで出てますが
別にそんな事抜きにして読んでみてもすごく面白い作品です。
出てくるワインも一本数十万の超高級品から、自分にも手が届く
数千円台の物まで幅広くカバーしていて出てきた物は飲んでみたいと
いう気にさせてくれます(実際、自分も2〜3本買って飲んでみました)。

主人公の神咲雫と紫野原みやびの関係は、どうも美味しんぼでの山岡士郎と
栗田ゆう子の関係と似ているところがありますがそこら辺のちょいベタな感じも
なんか自分のツボにはまってて好きです。
あとワインを飲んだ時のキザったらしい表現も(笑)

なんだかんだ言いましたがこの作品は好きです。

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