素晴らしい原作と確実に成長する横山仁
正直、「亡国のイージス」原作の大ファンで、その漫画版ということであまり期待せずに購入した。1巻ではあまりに画が雑な印象を受け、2日以降の購入を迷ったが、あとがきで原作者・福井晴敏氏が「若い才能に賭けた」と書かれていたこともあり、期待(不安のほうが大きかったが)2巻、3巻と購入したが………確実に成長している!!
だんだん作品と画がマッチして(決して私が慣れたというわけではなく)、原作の文字が画として紙上に現れ、動き、笑い、怒り、死んでいく。本巻の1シーンで、主人公・如月行が、恐らく怒っているであろう仲間を思い浮かべて、「戻ったら何て言おう…」というシーンがあるのだが、そのときの行の表情が素晴らしい!!原作でもかなり好きなシーンなのだが、人がこういうときに浮かべる、哀しみを含んだ困った様な笑顔がうまく描かれている。感動した。
今日病院にあったモーニングには、いそかぜと空自機の戦いのシーンだったが、メカ描写もかなりのものであり、映画よりも良かった(もっとも映画ではカットされたシーンではあるが)。
とにかくこれは、亡国のイージスファンなら読んで見る価値はあると思う。それにしても、いまだにイーグル戦ということは、原作を消費するのに2年くらいはかかるんじゃないか?