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自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)

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自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ (集英社新書)の商品レビュー

5.0 自由とは
自由を定義した、定義というと堅苦しいですが、解説している本だと思います。筆者はオートバイが好きだそうで、自由を得るツールの一つとしてオートバイや野宿旅を薦めているわけです。これも色々理由があってのことですが、本編に詳しく書いています。

自由というのは、積極的に自分で行動を起こすことです。例え、自由奔放に野宿旅をした。でも良い事ばかりではない、嫌なことだって当然ある。それを含めて自由なのだ。自分で選択、行動することが自由なのだ。

後半に乗っている好きな一節に
「(旅の)出発前に天気予報を見るようなせこいことはしないように。」
と書いていますが、これが旅の本質なのかもしれません。

読んだ後、ふとしがらみを捨てて旅に出たくなる勇気が沸いてくる本です。オススメです。

3.0 暗黒面のいさぎよさ
2001年に刊行された芥川賞作家、花村萬月のオートバイ・エッセイ。今までのオートバイとのかかわりを幅広くつづったもの。ツーリングや野宿の体験談が中心。

だが内容はゆがんでいる。人を無用に不愉快にさせる本だ。著者はアウトローを気どっているのだろうか。世を呪うようなとげとげしい言葉が散見される。それだけならまだしも、人のCBを盗んで乗りまわしたり、やくざにもらった禁漁アワビを現地漁民の前で食うなど(本人はどちらも反省しているようだが)ちんぴらのような振るまいだ。どこかの馬の骨にオートバイを盗まれたことがあるので、こんなものを読まされた日には殴りたくなってくるのだ。

だがこの本には、ほかにないすばらしいところがある。

オートバイは錯覚をおこす。乗ると急に強く、偉くなった気になるのだ。だが現実は死と隣りあわせの世界。本当の自分は弱くつまらない馬鹿にすぎないとすぐわかる。わからなければ早晩死ぬからだ。オートバイに乗れば、自己制御を学び、分別をわきまえるようになるのが普通だ。だが馬鹿はなかなか直らない。時々死の淵をのぞいてみたくなり、ついついスロットルを開けてしまう。この振り幅のなかにオートバイの本質がある。その魅力には、自分を見失うのはもちろん、死に直結する暗黒面がある。だがその克服なくして真の自由も楽しさもない。この本は、それをきちんと書いている。気どったバイク・ジャーナリズムやメーカーのプレスなら絶対に書かないことだ。いさぎよい態度だと思う。ちんぴら節がなければ、星五つだった。

命を削って走っていた六十年代英国のロッカーズや、日本のカミナリ族であれば、著者の主張がよくわかっただろう。死の淵を見たいと思ったことのあるすべてのライダー、現代では、暴走族よりは、ローリング族にお薦めする。
3.0 オートバイ乗りは皆同じ体験をしていることがわかった
私も長いことオートバイに跨り日本中を走り回ってきたので、著者と同じような体験、感想を持っています。だから取り立てて内容に珍しさはありません。だから★3つです。でもこの文章を読んで昔の思い出がよみがえりました。オートバイに触れて間もない方、長距離ツーリングに行ったことがない方は、この文章を読み、ツーリングに興味を持って、これからのバイクライフを楽しんでください。あと、著者は関西人に疑念を持っているようですが、関西人として残念。あと、関西には野宿しやすいところは少ないかもしれない・・・。同感。
5.0 花村兄貴
花村兄貴の語り口が心地よく、読みやすい。
これからオートバイ乗りになる人は、必読。
また、不自由な日常に溺れている人も、手に取られてはいかが?
5.0 あなた、わたしの旅の仕方
 自分は、結構一人旅(旅行)をする(年1回程度)。マラソン大会を通して、沖縄の離島の半分は行った。しかーし野宿はしたことがない。まあ人好き好きだが、実際の花村さんの体験談はとても参考になった。「男なのに大地で寝て過ごしたことない奴はかわいそうだ」すごく楽しそうだと思った。花村さんの気持ちの良いところは、旅の良いところも悪いところも受け入れている点だ。「雨が降れば、憂鬱になる。」「人と付き合うのはおっくう」「食事は質素」旅行は本人の性質が結構でるのでは思った。その人間を知りたいなら、一緒に旅をするのもいい方法なのかもしれない。

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