商品の情報
貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く医療崩壊 (集英社新書)

貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く医療崩壊 (集英社新書)

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く医療崩壊 (集英社新書)の商品レビュー

5.0 ちょっと違う医療論
「貧乏人は医者にかかるな!」というタイトルは強烈です。
でも、これはアメリカでの実情を表した言葉。映画「シッコ」を見れば分かります。
つまり、タイトルは「このままいくと日本もアメリカみたいになってしまいますよ。」ということを言っているんです。

この本は、まず前半で日本の医者が世界に比べて少ないことを証明しています。
世界の先進国の中で医者が少ない国は、イギリスとアメリカ。
このまま行くと日本の医療は、アメリカ式の「貧乏人は医者にかかるな!」か、先に医療が崩壊しているイギリスの「3カ月待ち医療」か、という選択になりますよ。ということを後半でデータを使って示しています。

医療政策の問題は「経済効率」対「現場」という図式があるように思います。
つまり「金を渋る厚労省(を含む政府)」対「医療サービスをいわば独占している医者や病院」の構図です。
この本は元オリンパスの人が書いた本。
つまり、この対立の構図の外にいる人が書いた本で、その点でも興味深かったです。
3.0 問題の理解に役立つ
医療の問題を理解したくて読みました。
医師不足の問題と原因が書かれていて参考になりました。
「今後こんなふうに問題は悪化するだろう」といった文が随所に
ある反面、「じゃあ、これからどうすればいいのか?」といった
側面が弱いかな。ただ問題を理解するにはいいと思います。
ただ、この手の本は、いろんな本を読み比べないといけないかなーと思う。
5.0 医者が余っているなんて嘘です。


 人口あたりの医者の数で日本は先進国ではありません。国家は国民の
健康をはじめとする、安心と食をはじめとする安全を供給、保証することが
国の責務だと思います。
 病気になって辛いときに安心して、いつでも病院に罹る事ができて、経済
的にも保険で標準の医療を受けられるはずでした。
 しかし、最近の報道を見ていると、小児科、産婦人科など、国の将来を
左右する病院が医者不足になっているとされています。
 なぜ、医者が不足しているのか、今、日本の医療は何が問題か提案して
いる本です。
4.0 医師不足は一体誰が招いたのか?
根源的命題に「医療費は抑制すべきか?」という問いがある。
病気は予防第一であり、早期発見・治療が医療費を低減する一方で、
不幸にも病気やケガに見舞われた時の充分な診療、手厚い看護は誰もが望むところである。
予防医学を敷延し医療費を抑制しようとする政策の一方で、疾病に対し充分な医療費を投じ
国民の生命を守ろうとする政策は「医療費」の観点から一見、矛盾しているようで、
本来は両立すべき医療政策である。

「予防」と「治療」への政策認識を混同して(させて)、「医療亡国論」を振りかざしてきたのは、
他ならぬ厚生省であり、その失政を責める声を医療現場で聞かない日がない。
政治の誤謬を激しく責め立てるのは、昨今のマスコミの得意分野だが、
その大衆迎合的な尻馬に乗って厚労省をこき下ろす医療者は多い。
確かにA級戦犯は厚労省かも知れないが、本当に彼らだけに責任があったのか?

高度経済成長やバブルに国家を挙げて心酔していた日本人は、
果たして本当の高齢化社会の到来を洞察していたのか?
人口構成を見るとベビーブーマーが高齢化すれば、社会保障費が高騰するのは中高生でも想像がつく。
私自身20年来「医師数が増えて何の問題があるのか?」と周囲に問うてきたが深刻に回答する医療者は皆無だった。
医療が崩壊し始めてから医学部の定員を増やしても、彼らが一人前になるのは10年先のことだ。
日本はこの先長い「医療砂漠」をあえぎながら歩き続けねばならない。

「医師不足」を軸に医療崩壊の真相と医療失政を追及する著者は医師ではない。
公平な視点と冷静なデータ解釈に基づく論理は、現場を熟知しながら
医療を客観視できる著者ならではの説得力があり、秀逸である。

難点を言えば、第4章の虫垂炎の記述に誤解がある。
誤診率が15%というのはCTや超音波の普及率の高い日本には当てはまらない。
他項が精確なだけにもう少し緻密な検討ができなかったのかと惜しまれる。
5.0 医療崩壊の足音を正確に聞き取るための一冊
 本書は、国の医療政策に翻弄され運命を変えられた、医療情報研究研究者による医師不足時代の原因分析と為しえる対策の提示の書である。
 本書の概要を意訳すれば以下になる。
 医者が増えると患者が増える、すると医療にかかるお金が増える。国家財政からの持ち出しが増える。それは拙い。そうだ医学部の定員を減らせば、医療にかかるお金が減らせる。日本の財務官僚の頭が良いのか悪いのか。
 映画の赤ひげ、白い巨頭の財前教授、手塚治虫のブラック・ジャック。こんな医者は物語には必要であっても、街には必用ではない。通院できる地域に、並みの腕を持ち、街に暮らす医師が必要なのである。そして、大きな街にはより専門的な医師がいることが。
 しかし、もうそんな世界には戻れない。医師を育てるには時間がかかる。少子化で子供も少ない。少ない子供から医師にばかり人は回せない。
 医科医師の不足による医療崩壊、歯科医師の過剰による歯科医療経済の困窮、計画経済は不能にしてももう少し早く政策転換を行うことは可能だったと思われる。
 医療崩壊の足音を正確に聞き取るための一冊です。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 1Q84 BOOK 1
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
2位 1Q84 BOOK 2
おすすめ度: 価格: ¥ 1,890  通常2~5週間以内に発送
3位 ザ・トレーシー・メソッド DVD Book
おすすめ度: 価格: ¥ 2,850  通常2~4週間以内に発送
4位 天才は10歳までにつくられる―読み書き、計算、体操の「ヨコミネ式」で子供は輝く!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常2~4週間以内に発送
5位 ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  在庫あり。
6位 赤ちゃんの脳を育む本 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
7位 忌野清志郎 ロッキングオンジャパン特別号―1951-2009
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  在庫あり。
8位 2‾3才からの脳を育む本―おうちで出来るカリキュラム満載 (セレクトBOOKS)
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常4~8日以内に発送
9位 やめる力
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  在庫あり。
10位 ザ・十和子本
おすすめ度: 価格: ¥ 2,100  在庫あり。
こちらもおすすめです
誰が日本の医療を殺すのか―「医療崩壊」の知られざる真実 (新書y)
まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,995
在庫あり。
壊れゆく医師たち (岩波ブックレット)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 504
在庫あり。
医療の限界 (新潮新書)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 735
在庫あり。
医療崩壊はこうすれば防げる! (新書y)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 798
在庫あり。