ファンタジーであり、ミステリー
10編の身近だけど、不思議なお話からなる1冊。
自分や隣にいる誰かが体験しているかも知れない・・・
それくらい、日常的の中のストーリー。10編もあるので、お気に入りが1つは見つかると思います!
短編集だから、通勤や通学中に手軽にも読めるんじゃないかな、と。
これを読むと、普段の日常の中から不思議な体験を見つけ出そうと
しちゃう、そんな作品です。
ファンタジックな短篇集です。
加納さんのお得意の連作短篇集じゃないけどテーマはファンタジックなものばかりで一貫してる作品集です。
ズバリキーワードは“幽霊”。
10篇からなりますが短いのは4ページのものもあって内容的にはバラエティー豊かな構成となっている。しかしながら雑誌掲載が多岐にわたっており(全部で5誌)期間も94年から99年までにわたるので作品のコンセプト的にはちょっと寄せ集め的な感は拭えないかなあとちょっと残念な気もした。
個人的にはラストの2篇(「オレンジの半分」「沙羅は和子の名を呼ぶ」)が飛びぬけて面白いような気がした。
「オレンジの半分」は初期の三部作を彷彿させるキレのいい話と卓越された女の子の心理描写が楽しめる。
「沙羅は~」は誰しも持っている過去の人生に!おける後悔を上手く盛り込んでいてハッとさせられ切なくもある。
あとはちょっと中途半端で加納さんの心暖まる話を堪能する事が出来なかった。もちろん、期待が大きいから仕方がないのでしょうがね(笑)
後味の決してよくない話が入ってたのもマイナス材料だったような気がする