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言うほど面白い話ではなく、ひたすらにザネリの莫迦!って感じ。 どちらかと言うと、「よだかの星」「やまなし」辺りの方が、味があって、好ましい。 いずれにしても、盛り上がりも、大した諭しも、愉しみの種になるような部分が見受けられず、全体的に「ああ、そう」といった感想しか持てない話が多い。
泣きましたね。賢治の独特の文体とあいまって、銀河の旅へ。 乗車してくる人々に、タイタニック号での。。。 賢治の世界観に脱帽です。
宮沢賢治の文章を高校の授業以来、約20年振りに読みました。 東野圭吾、宮本輝、村上春樹、三島由紀夫等をよく読みますが、それぞれ強い個性を持つ彼らの誰とも違うオリジナリティを賢治の作品に強く感じました。 育った時代背景や童話というジャンルの違い自体が原因かも知れませんが、作家の思想が飾らずとてもダイレクトに物語に溶け込み、人が生きる上で根源的に大切な何かを読者に訴えかけてきます。 当時、高校の教諭が賢治のことを、その聖人君子振りからネガティブに語ったことを強く覚えていますが、ふと、その生き様に触れた時、そう言って生徒にあざけて見せないと、(同じ教諭であり文学を教える人間として)彼の自尊心が耐えられなかったのかなぁと思いました。 本著には6編の童話が収められていますが、妹トシの死へのレクイエムのような、「銀河鉄道の夜」、「ひかりの素足」にはとても心が打たれます。 賢治を知るきっかけとしても、また、自分の心をニュートラルにするきっかけとしてもお薦めできると思います。