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ピカルディの薔薇の商品レビュー 2杯目も極上の味
著者は、真に美味しいものは2杯飲まないほうがよいという。その理由は、1杯目ほどの感動が2杯目にはないからだと。この作品は「蘆屋家の崩壊 」の続編である。「蘆屋家の崩壊 」を半日で読了した翌日に、あちこちを探し回り、また半日で読了してしまった。ドンペリをビールのようにジョッキに注いで、ごくごく喉を鳴らして飲んでしまったのである。しかも立て続けに2杯も・・・。しかし、2杯目もうまかった。確かに1杯目ほどのうまさはない。蓋し、本当にうまいものは何杯飲んでもうまいのである。 名コンビ、リターン
『蘆屋家の崩壊』以来久方ぶりの登場となる、猿渡と伯爵の2人がまみえ織り成す津々浦々の怪異談。ミステリーやホラーというのとはまた違い、怪奇小説という形容が思いつく中では最もしっくりくるような手触りは、例えば『綺譚集』で行われた"異形のモノたちが蠢くその様を、その悲哀を戦慄を、余剰を削ぎ落とし研ぎ澄まされ剥き出しにされた美意識が支配する流麗な文体に乗せて放ち読み手を幻惑する"手法とはまた異なり、"人知を超えたモノの存在を背後に匂わせ感じとらせながら、しかしそれはダイレクトに表出せず常に背後の模糊とした存在として在り続け、その存在が産み出す影響下に期せずして引き込まれ、巻き取られ染められていく人間が織り成す悲喜劇を、ある時は背筋をゾクリとさせる慄きでもって、またある時は洒脱なユーモアを絡めて描き出していく"感じ。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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