商品の情報
映画篇

映画篇

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

映画篇の商品レビュー

5.0 もっと早く読めばよかった…
2008年に入ってから、数多くの本を読んできましたが、「出会ってよかった」と心底思えた本の1つです。
短編が5つ収められていますが、共通するのが、地元の区民会館で8月31日に行われる『ローマの休日』の上映会。
この上映会に訪れる登場人物それぞれの物語である最初の4作品も、『太陽がいっぱい』での「僕」と龍一や、『フランキーとジョニー』の赤木と石岡、『ペイルライダー』のユウとカメちゃん、ユウとおばちゃんのような、「映画でつながり合える人間関係」に心底羨ましさを感じ、『ドラゴン怒りの鉄拳』では「私が求めたのは知識の共有ではなく、感情と記憶の共有だった」という言葉と、鳴海のレンタル店でバイトし始めた理由に考えさせられるものがあったりと、1つ1つ大好きなのですが、個人的に一番好きなのは最後の『愛の泉』です。
鳥越家のおばあちゃんを励ますべく動き回る孫達。その孫の1人である「テツ」が語り手となって物語は進められていきますが、まず、孫同士の人間関係が何とも微笑ましい。テツと喧嘩ばかりしている同じく孫の「かおる」との関係すらも含めて実に微笑ましく描かれているのです。そしてテツがフィルムの件で相談に行く浜石教授の人間性も大変素晴らしく、テツはこの教授に、あらゆる面で教えを受けることになります。280ページから281ページにかけての教授の言葉や、「人であれ映画であれなんであれ、知った気になって接した瞬間に相手は新しい顔を見せてくれなくなる」という言葉は、私自身も頭から冷や水をかけられた思いがしました。
そして最後の「上映会」のシーンでは、久しぶりに本を読んで泣きました。そして笑いました。
映画好きはもちろんのこと、映画に興味がなくても、ここに出てくる映画のほとんどが見た事がなくても、映画を取り巻く人間関係を見て「映画っていいかも」と思うことが出来るような気がします。
5.0 泣き笑いに浸る一冊。ぜひ最終話まで読んでください。
この本、すごい!
ひさしぶりに“泣き笑い”という感情に浸りました。
まわり道をしながら歩み寄った2人の友情、不器用な初恋、傷つきながら知った家族愛・・・。
短編全5作で構成される一冊。最初の4作品すべてに出てくるキーワード
“区民会館で無料上映された『ローマの休日』”は、実はある一家の子供たちが集まって、ゴットファーザーならぬ 偉大なおばあちゃんを励ますために企画した映画上映だった。

核家族では味わえない、親戚や いとこを含めた大きな家族の大きな愛に、本気で涙しました。
一家の長に君臨する偉大なるおばあちゃんの初恋は、死んだおじいちゃん。二人の出会いは7歳の疎開先。その9年後、奇跡のような方法でおばあちゃんを探し当てたおじいちゃん。
『“準備のできていない人間の前では、好きな人は転ばない”という運命の方程式は、どの時代も変わらない。』
ロマンチックだけでは終わらない、太く深い愛情に心の奥をわしづかみされた感覚です。
最後の5作品目を読むためにも、とにかくとにかく全部読んでください。おすすめです。
5.0 映画の力、魔法の力
「クソみたいな現実が押し付ける結末を、物語の力でいともたやすく変えてやるのだ(P69)」
一つ目の話で語られるその言葉は、間違いなく作者である金城自身の決意の表れである。映画は観るものの心に力を与える魔法を持っている、という信念をもって描かれた、五つの物語を綴る短編集。
序盤の四編では、家族という最も近しい関係性の中で困難に置かれ、社会とのコミットメントを見失う主人公たちを通して、その魔法を証明するかのような力強い意思が表明されている。
一転、最後の物語「愛の泉」では楽観的な空気の中、大学生が『ローマの休日』のフィルム上映会を実現させようと奔走する青春ストーリーが展開され、金城作品らしい清々しさと、不意に笑みがこぼれてしまうような温かさをもった物語となっている。
そして、全ての物語が最終的に『ローマの休日』上映会で結ばれ、世界が悲しみだけで溢れているわけではないことを教えてくれる。
五つの物語を家族というもう一つの軸を用いながら同地平上で展開させ、物語の持つ力を巧みに描いた優しく力強い作品。
そしてこの本は僕らに穏やかな笑いと涙を与えてくれる。
4.0 物語の力、金城さんの力
金城さんのファンである僕は、ゾンビーズシリーズの新作がでなかったり、SPの最終章がだらだらだったりと、
不安な日々を送っていたりしたような気はそこまでなかったけれど、そんなときに出た今作。
映画は嫌いではなく好きな方なんだけれど、物語のタイトルになっている作品は1つほどしかみていなく、あまり読む気にもなれなかった。だから読み終わるのがこの時期になった。
でもやっぱりさすがだった。この人の小説はなぜだろう、もの凄く近くに”存在”を感じる。一つ一つのストーリーがリンクしているからなのかもしれないけれど、物語を読むと彼らと友達になったような気になってしまう・・・のは僕だけ?
『ヒルツ』の彼と、プロデューサーの彼の一途な優しさに涙でした。

そんでもって今作も対話篇から続くアレがあってよかった。
4.0 一夏の一冊に
映画好きや、映画に憧れる人、映画を見た時の思い出等、5つのエピソードでまとめられた作品。どこの町かは明かされないが1つの区民会館とビデオレンタルショップが共通の舞台として描かれ僅かなオムニバス作品となっている。苦しく切ない話から心暖まる話まで幅広く一夏の一冊にちょうどいいかもしれない。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 「儲かる!会社」に一瞬で変わる 1日10分、年収3倍 見田村流超マーケティング
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常24時間以内に発送
2位 彩雲国物語  黒蝶は檻にとらわれる (角川ビーンズ文庫)
おすすめ度: 価格: ¥ 540  通常24時間以内に発送
3位 起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常24時間以内に発送
4位 30歳の保健体育
おすすめ度: 価格: ¥ 1,500  通常3~5日以内に発送
5位 レッスルエンジェルス サバイバー2 ザ・コンプリートガイド
おすすめ度: 価格: ¥ 2,415  近日発売 予約可
6位 細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
おすすめ度: 価格: ¥ 1,260  通常24時間以内に発送
7位 タクミくんシリーズ  誘惑 (角川ルビー文庫)
おすすめ度: 価格: ¥ 480  通常24時間以内に発送
8位 MUTUALITY:CLAMP works in CODE GEASS
おすすめ度: 価格: ¥ 1,995  近日発売 予約可
9位 生声CD付き [対訳] オバマ演説集
おすすめ度: 価格: ¥ 1,050  通常24時間以内に発送
10位 旅する力―深夜特急ノート
おすすめ度: 価格: ¥ 1,680  通常3~5日以内に発送
こちらもおすすめです
対話篇
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 1,470
通常24時間以内に発送
対話篇
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,470
通常24時間以内に発送
SPEED (The zombies series)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,155
通常24時間以内に発送
フライ、ダディ、フライ (The zombies series (SECOND))
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 1,155
通常24時間以内に発送
対話篇 (新潮文庫)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 460
通常24時間以内に発送