飛影、そして幻海へ
この巻で飛影との初対決に決着がつく。
飛影との闘いが、こんなにもあっさりとした感じで描かれているとは思わなかった、ジャンプで読んでいた頃はかなり熱くなれたのだが。
たぶん、ストーリーを知っているせいだろう。幻海師範の弟子選抜テストは、今読み返してみてもやはり面白い。
気になったのは、乱童との闘いで桑原が乱童にくちゃくちゃされる描写があるが、あの、簡単に人が死ぬ(この場合は死なないのだが)というリアルをこうもストレートに描いていたことだ。
初期の頃から作者は人の死に対して冷静に見つめていたことに驚いた。
あの後期の暗く重い、そして簡単に人が死にそうな雰囲気はこの作品を描く前からもう作者の胸の中にはあった想いなんだろう。
そして僕は、その世界に再び惹きこまれてしまう。