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DEATH NOTE (12)

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DEATH NOTE (12)の商品レビュー

4.0 悪い人を殺していいか?という問題提示
「正義と悪」「ネット社会」といった根底に流れるテーマ・流麗且つ繊細な作画・そして、練られたストーリー。
どれをとっても、少年誌であるジャンプで連載されていたのが、にわかには信じがたい程の深い内容であり、子供のみならず、アダルティーにも十分受け入れられる漫画となっている。
主人公・夜神月の思想は「怖い・歪んでいる」等と考える人の方が大多数であろうが、どこか共感できてしまう部分もある。
もっとも、「完璧な非現実が大前提となっている現実路線の漫画」であるため、あまり肩に力を入れず、気楽に娯楽作とみるのが良かろう(作者二人もそうしてほしいと語っている)。
個人的には、漫画が一番であり、アニメ・映画は原作を越えられていないと感じるが、皆さんはどうお考えですか?
4.0 第十二巻
Lがライトへ向けた「友達と思ってます」という言葉、記憶を失ったライトの正義漢ぶり
など物語をただ単に「人殺しとそれを追う者」に留まらなくする
玄妙なシーンを描けなかったのが魅力減退の理由かなと思う。

幸いにも自身をキラと告白するシーンやニアの「二人ならLに〜」のセリフは
「第一部」の良さを取り戻したか....と思わせる良き場面

大問題の内容とテーマがウケた今作だけに着地点が「少年ジャンプの漫画」なのは残念
4.0 人は神にはなれない
どっかで聞きましたが、リンド・L・テイラーとFBIさえ殺さなければライトは怪しまれないと思います。しかしライトが目指すのは「新世界の神」ですから、その神を否定する者に裁きを下さなければいけません。神としては当然の行為です。しかしライトは「神」ではありませんから、当然地に堕ちます。いかなる能力を持ったとしても、ね。

展開についてはみなさんのおっしゃるとおりです。
なんとか1部でLがライトを追い詰めて終わって欲しかった。
でも第2部のラストは良かったと思います。追い詰めるのがLでさえあれば今世紀の傑作になりえたと思います。
3.0 なぜ少年漫画誌掲載だったのか。
少年ジャンプという漫画雑誌のコンセプト、コアターゲットとしている読者年齢からいって、このテーマは妥当だったのだろうかという疑問が残る。
モチーフとしては、ドストエフスキーの「罪と罰」から借用したように見えるが、文学作品に匹敵するほど多様な解釈を与えるものにはなっていない。
ひととおり読んでみて感じたのは、この設定、ストーリーであれば、「正義」に対する思想性や家族という人間関係と葛藤について等、もっと多彩なテーマをそれぞれ掘り下げて描くことができた作品だったであろうと思うが、少年漫画誌という制約から、意図的にこれらを避け、多分に表面的なところが少し残念である。あえてサスペンス的なエンタテイメントとキャラクタ商売に徹したのかもしれないが。
他のレビュアの方も書いておられるが、青年漫画誌向けのテーマだったと思う。
この作品の終わり方は、物語の必然というよりは掲載誌の方針上、これしか選択肢が無かったのだろう。
ところで、死神と結びつき超常的な力と引き換えに主人公が命を縮めていくという設定は、昔の「恐怖新聞」をおじさんは思い出してしまった。ストーリーは全然似てませんが。

3.0 敢えて多くは語らない。
『DEATH NOTE』第一部は紛れもない名作だった。
夜神月と竜崎。キラとL。本来、敵対関係にある彼らが行動を共にし、もう一人のキラを追い詰める。
そして、ついに、二人の対決に決着がついたとき、私は心の底からこの作品に出逢えたことに感謝をした。

しかし、その感動が第二部に引き継がれる事はなかった。

ニアがキラに打ち勝つ事ができたのはただの「偶然」だ。
メロがなにかを感じて行動を起こしたというが、その「なにか」はメロ自身分かっていない。
どう聞いても無理があるリドナーの「もしかしたらメロはわかっていたのかもしれない」という台詞。
そして、私同様に、ニアもまた「我々の作戦まで考えが及んでいたとは思えない」と述べる。
ところが、ニアはこの「たまたま」をまるで自分達の手柄かのように語る。「二人ならLに並べる。二人ならLを超せる」。

………なにそれ。
キラにもLにも全く並んでないよ………。

そして、各所で話題になっている例の台詞。

「ジェバンニが一晩でやってくれました」

ニアのこの台詞は『DEATH NOTE』がここまで積み上げてきたものを全て崩してしまったといっても過言ではないだろう。
筆跡というものはそんなに簡単に真似できるものではない。
一人一人でかなりの個人差があるうえに、海外で生まれ育ったジェバンニが日本人の魅上の筆跡を完全に写すというのならば、
一晩どころか、一年、いや十年を経ても達成できるか分からないほどに困難な作業だろう。
そして、最終話での、その矛盾を慌ててフォローするかのような松田の弁論。

なんでここまで酷くなってしまったのだろう。
結局、第二部の魅力は魅上照という一人の人物を非常に巧く描いていたことだけではないだろうか。
ただ、魅上というキャラが素晴らしいことを差し引いても、彼を選んだ時の月の行動等もやはり無理があると言わざるを得ないのだが。

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