あっさり味の会計ミステリー
山田真哉氏の小説の漫画版。帳簿上の不正や細工を会計士が暴いてゆきます。会計ネタを漫画にすること自体かなり冒険的な試みなんだけど、その割には驚くほど読みやすい作品になっている。「教育用漫画」という雰囲気はほとんど無いので帳簿やら会計やらに興味が無くても楽しく読めます(興味を持つきっかけになるでしょう)。欲を言うと、話の中で扱われる不正が帳簿関係だけじゃなくてもっと複合的なドロドロしたものだったら僕好み。「事件簿」となっていますが、ナニワ金融道のようなアクの強さは全く無く、全体的にあっさり味になっています。
会計って。。。
原作は、ご存知の通り「女子大生会計士の事件簿」で、一般に知られていない会計の世界を楽しく描いています。
今回マンガにしたことで、さらに読みやすくなりました。会計の面白さは、簿記を学んだだけでは、なかなかわかりません。
数字は何を表しているのか?
どこに注目すればいいのか?
なぜ会計の不正が行われるのか?
どのように不正を発見するのか?
こういう部分は、自分で会社経営でもしない限り、とてもわかりづらいのですが、丁寧に説明されてます。
この本を読めば「会計も結構面白い」ときっと思わせてくれるでしょう。