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離婚した母に連れられて、母元の実家がある島根に移住した主人公。 その後、人生に疲れた母親は自殺してしまうわけですが…… このマンガは、母の死に暗い影響を受け続ける主人公と、 そんな彼女を救ってやりたいと思う恋人「大吾」との関係を 爽やかに、それでいて哀しく、描き出している物語です。 「親の死を、恋人で埋めようとする」主人公。 その彼女を「親の死の呪縛から救ってやりたい」と思う大吾。 夏目漱石の「こころ」並に、主人公や周辺キャラの心理の起伏が複雑で これをマンガで表現したのはすごいなーと思います。 絵もきれいで、読みやすく、最後には胸打たれる。そんな作品。
まず「タイトル」がいいと思う。 「砂時計」。 「現在」「過去」そして「未来」の時間の移ろいを象徴する作品のキーワード。 全10巻(それも本編は8巻までで、残りの2巻は番外編。)で主人公が「小学生」から「1児の母親」となるまでを描いているため、時間の経過がスゲー早いんです。 両親の離婚を切っ掛けに母親の実家である島根に戻ってきた杏が好きになったのが近所の「大吾」。 相思相愛かと思われた2人の関係も、杏の母親の自殺が常に杏の心にのしかかってくることでギクシャクし始める。 自分が大吾の重荷になる・・・と思い、別れを選んだ杏。 時の流れと共に多くの恋を経験するも、どうしても大吾の事が杏の心の奥底からは離れず、いずれも破局を迎える。 (中には婚約までいったものもあった) 友人・肉親・知人、周囲の多くの人たちが「それぞれの幸せ」を見つけていく中で、未だに自分の幸せを見つけることが出来ずに 「人生という大海原を漂流するかのようにして生きる杏」。 流れてしまった時間を取り戻すことは叶わず、後悔は日々増えていくのだけれど、それでも「何かを期待して」今日も踏み出す一歩。 過去の後悔も過ちも、全ては今の自分を作っている分子だとそれぞれが理解できるようになったとき、 読者も全ての登場人物をいとおしいと思えるようになる。 そんな作品。
全10巻読めるだけ読んでみた いろいろといろんな意味で面白い作品だと各所で見聞きしたから 私には合わなかった マンガのおびの「男女の恋、親子、家族の愛、その中で自己と向き合う主人公…」というコピーになぜかうんざりした 即売りに出すと思います いちばん最初のシーンのつながりがなぜそこなのか 誰か教えてほしい
人に勧められながら、食指がうごかず、でも読み始めたら止まらなかった。 12歳から大人になるまで、迷いながら成長していく主人公とその周りの人たち。 ものすごく悪人が出てくるわけでもなく、番外編では不倫してる藤の母親の若い頃とか でてきますが、最初は違ってた、ってところもなんか深い。単純じゃないというか。 全巻できっちりまとまっていて無駄にだらだらしてないのもいいと思う。 少女マンガなんだけど、ちょっとした小説を読んでるような、そんな感じでした。 大悟が好みだな〜。現実なかなかこういう男の人っていないですけど。
昼ドラになったことで興味を持ちました。 けれど…正直原作の方が何倍もいいですね。 20代になって、久しぶりに少女漫画を大人買いしてしまいました。 1巻には『過去』の部分であり、全ての始まりが描かれています。 「12歳冬・祈り」 島根の田舎町で出会った大吾、藤と椎香と共に自分の居場所を見つけた杏。 けれど、この冬に起きた母親の死が、これから先、杏に暗闇をもたらすことになります。 「オレがずっと一緒におっちゃるけん」 という約束は幼さ故ですが、これが祈りとなって今後にも影響を与えます。 「14歳夏・神鳴」 この話は非常に少女漫画らしいエピソードだと思いますw 何だか甘酸っぱい気持ちになるぐらい、2人の純粋な想いが爽やかに感じられます。 少女漫画なんて…と思っている人。特に20代の女性におすすめです。 感動だけではなく、笑える部分も多いです。 「がんばること」について考えさせてくれる作品です。