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いじめ問題が深刻な現代にこそ、通じるものがあると思う。 終戦後まもなく、荒廃した日本でもっとも被害を受けたのは子供たちだった。 昭和30年、湘南特別少年院の二舎六房に入れられた六人の少年が、アンチャンに 出会うところから話が展開される。 物がない。金もない。守ってくれる大人もいない。みんな傷を抱えている。 そんな七人が仲間のためにすべてを投げ出し、必死に生き抜いていく物語です。 登場人物の容姿と内面が、しっかり成長していく。まず、その辺りが普通のマンガと違う。 そして、人間の弱さ、醜さ、優しさがまっすぐに描かれている。 愛国心だ、道徳心だと誇張する押し付けの教育より、このマンガの方が、 余程ためになるような気がする。 誰でも失敗を繰り返す。それは、今も昔も変わらない。 大きな挫折や失敗をした人ほど、のめり込める内容だと思う。
この作品はお客さんのリクエストがホントに多かったです。 昭和30年代、湘南特別少年院の二舎六房で出会った七人の物語。すごくダイナミックな絵ですね。荒削り風の絵と安部譲二原作というから実体験がたくさん盛り込まれているのでしょう、1話目からグイグイとマンガの世界に引き込まれていきます。 「再来年の夏は・・・みんなでシャバにいてェよな。」 作品のあちこちに散りばめられているオトコの言葉。詩であり格言であり原作者の生きた言葉だと感じられます。俺はバレモトが命がけの恋愛をしたときの言葉が好きかな。 「描いた絵図が裏目と出れば仕方がねえ。情けねえけど、それが俺の器量だったのさ・・・。」 看守の石原と医師の佐々木やジョーとメグが育った施設の園長、メグの養父の前畑などの鬼畜っぷりにも驚いたりと、ストーリー性バツグンですが、グッとくる言葉を見つけてみるのも面白いのでぜひぜひ読んでみてください。