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日本の歴史の謎を、宗像教授が仮説をたてて探っていく民俗学ミステリ・マンガ。宗像教授=作者が紡ぐ悠久のロマンの調べが、いいですねぇ。毎回、頁をめくるのが楽しみなマンガです。 西洋の赤ずきんの話と、日本の昔話の底にひそむ残酷味という共通項から、歴史の闇が浮かび上がってくる・・・・・・「赤の記憶」 日本古代の砂鉄の産地に、八犬伝の伝奇をからめ、さらに、宗像教授が講義を受け持っている東亜文化大学の合併話が重なる・・・・・・「砂鉄八犬伝」 岡山県を舞台に、忌部神奈(いみべ かな)と宗像伝奇(むなかた ただくす)が、吉備津の釜の話と、温羅(うら)の伝説の話のつながりをひもといていく・・・・・・「吉備津の釜」 半年ぶりに出た最新刊の本書には、以上、三つの作品が収められています。 なかでも、質・量ともに厚みがあり、「面白いなあ」と読みごたえがあったのが、真ん中に置かれた「砂鉄八犬伝」の話。 硬骨漢の宗像教授の人柄、個性の磁力に、次第に引きつけられていく八人の学生たち。「知りたい」「謎を解き明かしたい」という彼らの探究心にふれて、我が意を得たりという表情を宗像が浮かべるシーン。胸にしみわたる銘酒の旨味と言ってもいいかなあ。そのシーンが、とてもよかったです。
宗像教授シリーズは昔から大好きなんですが、 今回の本も面白かったです。 ●赤の記憶 「赤頭巾ちゃん」と山村のタブーを絡めた話で意外性がよかった。 山村でタブーに触れてしまい、アクションが始まります。 ●砂鉄八犬伝 古代の鉄の話と大学再編を絡めた話。 現実的な話を出そうとしたのは判るんだけど ちょっと子供っぽかったかな。 ●吉備津の釜 古代の鉄の話と修験道、さらに大和朝廷まで絡めて、 ダイナミックな話です。 でもアクションは無しで、替わりに忌部神奈さんが出てきます。 宗像教授と少し良い雰囲気になる場面もあったりするけど? 次の巻で、いきなり結婚してたりして。