三宅乱丈の新境地!
デビュー当初から独特の世界観と魅力的なキャラクターで読者をひきつけてきた三宅乱丈が今回選んだテーマは『記憶』。
人をその人たらしめているのは、積み重ねた記憶である。その記憶を操れる者がいるとしたら…。他人の感情に感応してしまい、それに振り回されて自我というものを形成することすらできない子供がいた。彼らの記憶は、否応無く受け止めざるを得ない他人のあふれ出る激情でのみ成り立っていた。その彼らに、自分の幸福な記憶『ヤマ』を与える『ヤマ』親。彼らは『ペット』と呼ばれ『ヤマ』親に記憶を制御する方法を教え導かれ、組織のためにその能力を使い他人の記憶を操作する。
『ヤマ』親として多くの『ペット』を育ててきた林が、自分の『ペット』を助ける為に組織に背を向けた。これを阻む為に組織から指令を受けたのは、彼の『ペット』の司であった…。
まるで、映像をみているかのような『イメージ』のシーンは素晴らしい!初期のファンとしては、1巻でところどころみられた作者独特のお茶目さも残しておいて欲しいと願うところです。