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生命は命はどこからきてどこへ帰っていくのか? 海から始まり宇宙へとつながっていく壮大なストーリーを10代の多感な時期の少女と海からきた不思議な少年達との交流を通じて語っていきます。 ストーリーのすごさもさることながら絵がまたすごいです。特に水中、海中のシーンは白黒で描かれている事を忘れてしまうぐらい青(グランブルー)を感じさせてくれます。 これは五十嵐大介さんの代表作になるんじゃないかと期待されるような力作です。
最低限、必要な絵と言葉で描かれた、 深いふかい物語。 自然保護とか純粋なとか、 ありきたりの言葉でまとめることが つくづくためらわれる。 “海にもぐっていると、 陸に戻らなければならない意味が わからなくなる” というようなことを言ったのは、マイヨールだったか、 「グラン・ブルー」のジャン・レノだったか。 海獣に育てられた子供たちには、 そんなことも、よくわかるのかもしれない。 はやく続きが読みたい。
何とも言えない海の中の気持ちよさがとても良い漫画。 五十嵐節炸裂で、透明感とピュアさが消えてないのがうれしい。 夏休み・冒険・少年少女。 そんなキーワードが作り出す世界は、きっとちくっとちょっと痛くて、でも大人には、優しい。 色んな事を思い出しつつ。戻れない自分の子供時代の肉体がいとおしく。 どこまでも泳げそうで、どこまでも走れそうな、あの底なしのエネルギーは27才にはなかなか沸いてこない。 3巻が待ち遠しいなぁ。
壮大な海の物語の始まり―。主人公の少女・琉花は部活でチームメートに怪我をさせてしまい、夏休みの練習を干されてしまう。失意の琉花の前に2人の少年・海と空が現われ、やがて3人は深く関わっていく事になる。海と空は海中でジュゴンに育てられ、魚のように自由自在に泳ぎ回る事ができた。彼らの出生や生態はこの物語最大の謎。生物学者のジムやアングラードを始め、彼らに魅せられた人々は謎を解明すべく奔走するのだが…。やがて世界各地の海から魚が消え、海と空のいる海域に集まってくる―。『魔女』で深淵なる精神世界を見事に描いた作者初の長編漫画です。“海洋冒険譚”のアオリ文句にワクワクしながら読んでみたら、やはりそんな甘い内容ではなかった(笑)自然や人物の臨場感溢れる描写、緻密なストーリー展開は相変わらず凄い。その画力に圧倒されます。読み手に潮の香りや海獣たちの歌声が伝わってきそうです。1巻はまだ嵐の前の静けさといった感じで、物語に目立った動きはありません。しかし2巻後半から急展開。ラストは衝撃的で、すごくいい所で終わってます(泣)1巻の終わりでチョロっと出てきたアングラードは2巻から本格的に登場です。美形です、アングラード♪ 最初、女性かと思いました。1〜2巻合わせて読まれる事をお薦めします。この漫画を読んでたら、久しぶりに『アディエマス』が聴きたくなりました。『聖なる海の歌声』を聴きながら『海獣〜』の世界にゆらゆらと浸りたいです♪
海のはなしをしよう。 まだ 誰も知らない 海の物語りを。 そんなセリフとともに、この物語は始まります。 主人公は女の子、琉花。 楽しみにしていた夏休み初日に、これまた楽しみにしていた部活でトラブルを起こしてしまい、顧問に「お前・・・夏休み中、練習来なくていいから」と言われてしまいます。 帰り道「わたしの夏休みはもう、終わっちゃったなぁ・・・」と落ち込みながら、地元の海と空を眺める琉花。そして、思うのでした。 「知ってる人のいない海に行きたいな・・・」と。 その思いを即、実行に移し、東京の海へ。そこで、まるで互いに引き寄せられたかのように出会うのです。「海」という名の少年に。 こうして、琉花の「長い長い長い夏休み」は始まるのでした。 著者、五十嵐大介、長編処女作です。 これまでの短編作品にも増して、その自然描写(海中、空、雲、風、雨、魚、鳥、虫、植物、哺乳類、光、闇・・・)は絶品です。 これを書いている現在、2巻までしか発売されていません。しかし、2巻までを読んだだけでも、ロングセラー(名作)になるであろうオーラを、この作品には感じます。 普通なら拒絶してしまいそうな突拍子もない物語展開も、素晴らしい絵とセリフ、それに実際に証明されている科学的事実を絶妙のタイミングで提示していくことにより、読者の好奇心と想像力を刺激し、読み出したら止まらなくなる見事なバランスを作り出すことに成功しています。 年齢や性別に関係なく、多くの人に読んでいただきたい作品です。また、子供へのプレゼントとしても、絵本や冒険小説、図鑑などと同じ感覚でお勧めできます。 星が4つなのは、第1巻のレビューであることと、今後のさらなる展開への期待をこめての評価です。