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宮崎あおい&宮崎将 たりないピース

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宮崎あおい&宮崎将 たりないピースの商品レビュー

4.0 観光地をまわるだけじゃない旅の意味
「あいのり」というTV番組で、しばしばメンバーが立ち寄った場所で起こっている問題に直面し、それに対する意見を日記に書いたり、ディスカッションする場面があるが、この本の内容もそれに近い。

場所はインド。特にページを割いているのが、物乞いやケガを負った子供に出会ったとき、どうすればいいか。

『(ケガをした子に)お金を上げれば指を切断せずに済むかもしれない。でも、渡したお金を親が別のことに使うかもしれない。また、その家にだけお金をあげれば近所の人にやっかまれるかもしれない。あるいは他の家にもケガをしている人がいて「うちにも」といわれるかもしれない。結論は、出ませんでした。』

僕も経験したが、初めてこういった地域に行くと、驚くほど子供らが集まってきて「お金くれ」「おみやげを買ってくれ」とせがまれる。相手をしてたらきりがないので、どうすることもできず、結局は逃げるしかない。旅行を続ける上でそうするしかないのだが、「本当はどうすべき?」という問いに答えるのはとても難しい。考えすぎると、外国人である自分がそこにいってよかったのかというところまで考えてしまう。

『結局、誰かに答えを求めてしまうだけで、自分も何もわからないんですね。でも、日本にいたときの考えのままで帰るのはやっぱりおかしい』

海外に行くこと(特にツアーではなく、現地の人と接しながら行動する個人旅行)の意味って、現地の人と出会い、そこでの経験を自分の考え方や価値観に響かせること。これに尽きるのかなと。それだけでもニュースの見方や、物事に対する考え方など少しずつ違ってくるハズ。 読み終えた後、観光地をまわるだけじゃない旅の意味を改めて考えさせられた。

表紙の宮崎あおいがインドの子供たちの間で見上げているショットは、今まで見た女優の写真の中でも一番心に残るものかも。中にあるたくさんの写真もかなりいい。
5.0 『たりないピース』について
この『たりないピース(小学館)』は女優の宮崎あおいとその兄、将がインドを1週間ほど旅して考えたこと、思ったことを記した本です。
ピースには「かけら」と「平和」、2つの意味が込められているそうです。

内容は主に2人の日記と写真で、『幸せ』について考えさせられました。写真が多めなので非常に読みやすく、また、眺めているだけでもなんとなくインドのイメージがつかめます。

インドに興味のある人はもちろん、ない人にもおすすめです。
また、この本の印税は2人の意志により、インドとバングラデシュに寄付されるそうです。
5.0 いろいろ考えちゃいました‥。
宮崎兄妹がインドを旅した先々での人々とのふれあいと、貧富の格差を考えていく旅行記‥。読み終わった後で「いろんなことを」考えさせられました。‥カースト制度なんてまだあったんですね?手塚治虫の漫画「ブッダ」にも出てきた身分制度だけど、未だに残っていたとは驚いた。他にも南アフリカの「アパルトヘイト」とか現在の日本に暮らす我々には考えられない制度だ!日本より広いとはいえ、「あれだけの人口」では「貧富の格差」はなくならないのか‥。宮崎兄妹もこの「格差」には「考えさせられた」様で、「単純にお金を渡せば」問題は収まるのか?、しかし「その後は」どうするのか?兄妹間でも押し問答‥怪我をした女の子をめぐり、将「明日どうする?」あおい「わからない」〜略〜あおい「わかんないよ、でも、お金はあげない」 あおいちゃんは以前の中国での旅での出来事(著作「祈り」)で「こういう問題」に対して「感情的でナーバス」になっているらしく、「判断」に「冷静さ」を欠いている。兄の将君は状況を的確に「判断」しており「言っていること」は「常識的で間違っていない」‥しかし、あおいちゃんの「言っていること」が「間違っているのか?」と言うと「そうとも言えない」。ああいう状況下で「判断」に冷静さを欠き「迷い」が生じるのは「人間」として「当たり前」のことだ!‥だが「情に流された判断」もその後の人々の「自身成長」の妨げにならないとも限らない。兄妹のそれぞれの「想い」が「言動」に現れ興味深い。今の自分に「何ができるか?」を「考えさせてくれる」本です‥!
4.0 若手女優の単純な旅行記などではない。

貧困やカーストといった重い問題を扱っていながら
声高にそれを主張するでもなく、行動するでもなく
ページをめくると、実に淡々とした印象の一冊。
しかしそれは流せる筋合いのものでもない。

指の骨が露出するほどの怪我をした子がいる。
治療費を渡す/渡さないで宮崎兄妹は話し合う。
目の前の偽善か、大義の前の小事か。
しかし彼らは翌日、再度その子に会いに行く。

本書にあるのは「行動」というより「視線」である。
若い兄妹の慣れていない目には、
長年NGOで働いている案内役よりも
新鮮に物事を捉える力を持っている。

願わくば多くの若い人たちに、世界を
「視て欲しい」というのが本書の希望であろう。
そう云う意味で本書は、若手女優の単純な
旅行記などではない。
5.0 peace&piece
フェアトレードに関心があって購入しました。
学校で学んだカースト制って、自分の中では教科書の中だけの話で、実際に今でも根強くカースト制が残っている所もあるのかと正直驚きました。また、普通教育を当然のように受けられる日本との差を改めて実感させられました。

普段、映画では一癖あるような役柄を演じることの多い、あおいちゃんですが、この本の中では本当に素敵な笑顔を見せています。
日記に関しては、あおいちゃんはいろいろ伝えたいんだけど、それをうまく表現できないもどかしさみたいなものを感じましたが、兄の将さんに関しては的確に表現していて、共感できる部分がたくさんありました。

日本も完璧な国とはいえないけど、パズルで例えればインドは足りないpieceがあると思う。その穴を埋められるようなアクションを今後していく必要があると感じた。

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