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前作のアルファベットパズラーズが良かったので読んでみました。 整形、双子といった推理小説でよくある題材が出てくるので、ある程度ミステリーを読み慣れている人ならば、作者の意図は予想できるかと思います。 関係ないんですが、時代設定も影響してか、読んでてて、横溝正史の金●一某シリーズを読んでる錯覚を覚えました(笑) 伏線の張り方、推理による回収(多少強引な箇所はありましたが)の仕方もなかなか良かったのですが、正直、作品全般に言えることですが、人物像があまり語られないため、犯人の動機等に対する説得力に乏しい点が前作同様気になりました。 ただし本格ものが好きな人なら読んでみても損はないと思います。 作中の探偵兄弟はシリーズ化されるかどうか? 次作にも期待してます!
舞台は戦後間もない地方の旧家。 見分けのつかないほど似ている双子の当主。 ある事件をきっけけに弟は兄に復讐を誓い、姿を消して整形手術で顔を作り変える。 そして、ある日弟から送られてきた殺人予告状。 あらすじだけ聞くと横溝正史のような世界観を想像する方も多いと思います。 しかし、本作品には金田一シリーズのような複雑な家系図も日本的なおどろおどろしさありません。体裁としては純粋な犯人当て小説のような形をなしており、金田一的な要素を期待する方には少々物足りないかもしれません。 しかし・・・トリックは素晴らしい! 双子を扱ったトリックの中では恐らく最高峰といっても過言ではないでしょう。 作者は非常にフェアに伏線を張り巡らし、大技を仕掛けています。 欠点としては探偵役の兄妹の人物像が類型的で魅力がないところでしょう。 このため、中盤の事件の調査に面白みがかけます。 本格好きにはたまらない作品だと思います。 是非ご一読を。