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エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)

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エースの品格 一流と二流の違いとは (Clickシリーズ)の商品レビュー

4.0 投手を中心に「真の中心選手とはどんな人物か?」を問うた一冊。
楽天の野村監督の著書。

現役時代に多くの名投手たちの球を受け、自ら打ち、そして多くの投手を育てた実積のある野村監督だからこその「真のエース」、「真のチームの中心選手」とはいかなる人物かを語ることができるのだろう。

やはり才能も大事だが、それだけではダメで、人間的にも優れた人物であることが絶対条件であるのは当然か。

後半は現在自身が監督をしている東北楽天の未来についても言及している点は大きなポイントだと思う。
楽天の今後の姿を占うに、基盤は着々と築き上げられていると言わざろう得まい。
4.0 下手なビジネス書よりも有益な組織論
野村監督の本を数冊も読めば、大方この人の考え方(=すごさ)は十分に伝わってくるはず。実体験に基づいているため、非常に説得力があり、我々にもおなじみの「プロ野球」なので、読んでいて一つ一つがよくわかる内容。私が特に気に入っているのは「「個人成績をアップさせることがチームに貢献している」という考え方は間違いではないが少しずれている。「チームの勝利に自分はどう絡めばいいのか」が正しい」という考え方。これは企業(=特に営業)に携わる我々にも当てはまる考え方であり、組織としてハッピーになるために個人としてどう行動するか、ということだと思う。この考え方は野村監督の本に随所に出てくる上、金本選手(阪神タイガース)の近著にも同様の趣旨の内容があって興味深い。
5.0 エースの品格は我々の品格
この本のタイトルは「エースの品格」であるが,内容は私たち個々人に当てはまることである。エースとは,組織の中心に立つべき人物の比喩である。往年の南海やヤクルト,現在監督が率いる楽天の選手を例に出しながら,人間として成長することや,組織のありかたを説く。「人間的成長なくして技術的進歩はなし」というフレーズは印象的である。
野球を通して,ともすれば説教くさくなりそうな内容を分かりやすく書き上げた文章は,野村監督の真骨頂だ。野球界だけではなく,日本社会への愛情と憂いが伝わる。野球にとどまらず,私たちの普段の生活におけるヒントが多く散りばめられた本である。
5.0 2008年時点での集大成
「野村監督、自分の知識を小出しにしてるでしょ」
そんな思いが、頭をよぎりました。

『無形の力』野村監督 著

この次に、読んだのですが、
同著が、これまでの経歴を時系列で表すことに重きをおいているのに対し、
今著は、ご自身が学ばれてきた人間学に重きがおかれています。

想像なのですが、
ヤクルト、阪神、楽天と経験を積むことで、
選手へ、ミーティングで教えていること、
すなわち、野村監督ご自身の中で、伝えたいべき核心が
過去と比較すると、明確になられたのではないかと思うのです。

だからこそ、
偉人の言葉であったり、
体験から得た含蓄のある言葉が、
理路整然とわかりやすく紡がれているのではないでしょうか。

まだまだ、現役ですから
集大成には早いでしょうが、
ある意味、2008年時点での、集大成なのかもしれません。

一度、講演、聞いてみたいなぁ。
3.0 日本野球を題材とした組織論
あの野村監督の「一流」論。知り合いの強い勧めもあって読んでみた。

まず何より、読みやすくて、(日本の野球にある程度知識がある私には)なかなか面白い。また随所に、会社経営にも通じる「野村イズム」がある。
ー 野球とは団体競技であり、チームの勝利こそが究極の目標である
ー 先入観は罪、固定観点は悪
ー 人間的成長なくして、技術的進歩はない
ー 組織はリーダーの力量以上には伸びない
ー 人は情によって動く生き物だ。理論や知識を蓄えたところで、最後は情がものをいう。
ー 教えないことこそ名コーチ。なるべく教えるな、考えさせろ。
ー 一流となる選手は、他より多くの疑問を抱き、失敗から学び取る力に優れている
ー 評価というものは、決して自分で下してはいけない。評価は他人から下されて、初めて意味を持つ。

また、シーズン途中だというのに、現在の自軍の選手や他チームの選手の強みや弱みを論じているのは、「大丈夫?」と心配になってしまうし、自分が日本代表監督候補にならないことに対するボヤキが正直に書いてあるのも、歯に衣着せない野村監督らしくて面白い。

ただし、日本の野球を知らない人には理解できないことが多いであろうことと、面白くて読みやすいけど内容は少ない(2時間で読める)ということで、☆は三つのみ。

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