最も安全でない職場の男
最も強い男であろうとする著者。
普通に、戦場に行ってます。
街で女を買っても、とりあえず側に寄り添っていてもらう。
戦場の様子、傭兵の気持ち、世界の見え方。
スゲェッていうエピソードもあり、なんだか微笑んでしまうエピソードあり。男なら、読むとどこか悔しさを覚えるでしょう。
強さへの憧れは、男であれば誰しもが抱いてきたはず。
そして、老後の安定を求めて今を捨てた人には、この興奮は分からん、
という著者の意見に血が滾ることもあるかもしれない。
この著者は、文字通り命がけで自らの道を突き進んでいるからこその説得力を持っている。
とりあえず読後に腕立て100回。
生き残るための方法
自分の力だけで戦場を生き抜いてきた著者の「誇り」を
感じることができた。戦場に自ら進んで赴くことは、平和な日本で暮らすわたし達には理解し難い
ものがある。
しかし、名誉やお金などではなく、「強くあること」「仲間の信頼を得る
こと」そして「自分を誇ること」を理想とするのは、遠い国で戦う
傭兵だけの話では決してなく、わたし達にもあてはまるところがあると思う。
そう思ったのは、著者が同じ日本人であるからだろうか。
わたしも、「自分はやれる」そう考えていきたい。
戦争肯定or否定は置いといて
明日どころか、一秒先でさえ生きているかも分からない戦場という地に、自分の居場所を見付けてしまった傭兵達。 限りなく無報酬に近く、時には周囲の冷たい視線にさらされながらも、”最強になる”という信念と”決して仲間は裏切らない”という誇りを持って生きている姿に心を打たれた。戦場で戦う日本人---私達の住む世界と戦場は繋がっているんだという、そんな当たり前の事実を改めて感じさせる。今まさに”現実”として存在する戦争に対して、私達は何をしてきただろうかと考えさせられた。