知っているのと知らないのとでは大違い
内容的には初心者向け。それもそのはず、大前さんのやっているビジネス・ブレークスルー社が行っている「経営管理者要請プログラム 本質的問題コース」の宣伝の役割も果たしている。CDが付属しており、こちらは本コースの体験版。就職・仕事を意識しだした大学3年生から使える内容であり、MBAを取るなり、キチンとした社内研修をしっかりした問題意識でこなし実務で使っている人からすれば、かなりかったるい。CDを聞きながら度々居眠りしてしまった。
しかし、社会全体から見れば、こういった問題解決法の初歩を学ばないままきてしまっている人も多いはず。これを知っているのと知らないのとでは大違いなので、そういった方には是非勧めたい。
私にとって面白かったのは、むしろ、前振りとも言える第一部。なぜ問題解決能力が必要かが述べられているが、大前の原点がMITでの留学体験にあることがわかる。
日本で「丸暗記の知識」教育で育った大前が、本質的議論が出来、独創性にあふれるクラスメートに驚愕する。リーダーとは答えを知っている人ではなく、答えに至るプロセスを知っている人間だと悟る。
ここまでは私も留学先で思い知らされるのだが、流石と思ったのはその後。1年目で「参った」と思った大前は、2年目にどんな問題を与えられても本質的な議論からスタートできるように自己改造し、3年目でリーダーシップをふるえるようになるのである。
年ばかり食いましたが、近付けるようにがんばります。ハイ
あれっ?
他の方と同様に、私もかなりの期待を持って読み始めましたが、読み終わった後「なんじゃこれ」と正直思いました。
この本は今までの大前さんの本とはコンセプトが違うのかもしれません。大前さんとしては新しい試みであったのかもしれませんが、ネームバリューと読者が期待するものがアンバランスであることに、頭の良い大前さんが気付かないはずもなく、本の内容に出てくる目的とストーリーをこの書に当てはめると?がいっぱいです。
本を出す側には自由に表現する権利があり、読者には選択する権利があるとは思いますが、大前さんのクラスには世間に対する責任というものがあると思います。
ネガティブな批評は好きでないですが、大前さんの事を尊敬するからこそ、今回は辛口なレビューとさせていただきました。
期待高すぎ
みんな、「大前研一」とか、「問題解決」とか、もっともらしいキーワードにひっかかってしまうんですね。私もその1人だけど。だいたい、ちょっと考えてみれば、大前研一が、このような基礎的な本を書くはずがないですね。この程度のことであれば、ちょっと勉強すれば、だれでもかけちゃう内容ですから。
この本を読んで、通信講座を受けないのはストレスでしょう。でも、通信講座は高いです。一方、類書はたくさんあります。さて、あなたならどうする?