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ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

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ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論の商品レビュー

5.0 泣きながら読みました。
少なくともこの本に書いてあることに「ウソ」は無いのだろうと思います。
そういう話は聞かないですし…
それなら、それなら…

これらの事実をこれまで「知らなかった」ことや、学校教育やマスコミがこれらを国民に
「教えなかったこと」に対して強い憤りを感じるとともに、よくもまあ、これだけのことを
お調べになったものだと感動しました。

また、小林氏は漫画家ということもあり、この本もいわゆる「漫画」形式なのですが、
文字のみや文字+挿絵程度では到底伝えられない情報を、漫画なら存分に伝えられるのだ
ということをしみじみ感じました。漫画には「低俗で内容も薄い」というイメージがあるかも
しれませんが、この作品にはそれはまったく感じられませんでした。逆に漫画の「気軽に読める」
という部分はしっかり保持されており、同氏の表現力の素晴らしさも再確認しました。

日本国民で良かったとしみじみ感じさせてくれる一冊です。
ぜひ皆さんも読んでみて下さい。
1.0 政治(統治)的本質を語らずして天皇を論じたと言えるのか
天皇の本質は祭祀であって、神主の親玉であるのだとしきりに強調する作者であるが…。
では天皇は池田大作や大川隆法や東西本願寺門主や天理教真柱と何が違うのか?と聞かれたら作者はどう答えるのか。
天皇は当然、そこいらの宗教の親玉とは決定的に違う。
何が決定的に違うかといえば、天皇は時の政治権力者と常に繋がっているという点だ。
天皇は大昔に政治(統治)と祭祀を両方行っていた。
蘇我氏や藤原氏の台頭以降、政治(統治)的本質は手放したのかというとそんなことはなく、政治権力者と何らかの形で繋がり、政治的本質を維持してきたのだ。
今もそれは変わらない。
総理大臣は誰の「大臣」なのかということを考えればすぐに判る。

こんなことは日本の歴史を知っていれば知ってて当然であり、歴史教科書を執筆したこともある作者がそれを描かないのは「うっかり」ではなく「わざと」だろう。
作者は故意に天皇の政治的本質を描いていないフシがある。
作者は、将来的に天皇が政治的責任を取らされるような事態を避けたいのだろう。だから、天皇に政治的な要素が無いかのように描くのだ。
エンペラーではないとか、天皇は制度ではないとか描いてるのもその現われだろう。
しかし、作者がどう思ってようが、天皇が形式的に政治上のトップに置かれるという形で政治的本質を維持してきたのは歴史的事実なのだ。
その点を描かなければ、天皇とそこら辺の宗教の親玉との違いが解らない。
作者は天皇に政治的本質が無いことにして天皇を守ってる気になってるのかも知れないが、政治的本質が無ければ天皇は天皇足りえず、作者は大不敬をしていることになり、さらには読者に間違った知識を流布してしまっている。

また、「天皇は国民の思うがまま」、これは事実だろう。
現代に限った話ではない。天皇は常に時の政治権力者の思うがままにされ、
島流しにされたり、禁中法度で縛られたり、京都から福原やら東京やらに移住させられたり、退位させられたり、暗殺されたりしてきたのが日本の歴史であり、伝統ではないか。保守主義者はその伝統を保守すべきだろう。
現在の政治権力者は主権者たる国民であって、天皇は国民の意のままなのだ。
現代になって急に伝統が絶えたのか?そんなことはないだろう。

何から何まで、作者に都合よく描き過ぎ。
作中に描かれてるのは「作者にとっての理想の天皇」であって、実際の天皇とは異なるということを念頭において読むべき。
5.0 間違いなく傑作
『戦争論』の時のような気負いはないが、自然体で無理なくここまでの大作を描き上げるとは驚きである。以前のような剥き身の刀のような危なさはないが、かといってこれまでの鋭さがなくなったわけでもない。小林よしのりも円熟期に入ったというべき記念碑的作品になるのかもしれない。この人の作品がいつも心を打つ理由というのは、やはり自分の心に湧きあがる思いや感情をどこまでも突き詰めて考えて形にして出してくるからだと思う。この人の理屈の奥底には溢れんばかりの感性が隠されているのだ。学者だろうが芸術家だろうが、感性の鈍い連中が書いた者は理屈だけで読み手を辟易させるだけである。小林の強みは漫画家という立場から間違いを恐れぬというスタンスを完全に自分の者としてしまったことだろう。一切の虚飾を捨て去った者が吐く本音は危険ではあるが、多くの場合物事の真意を突く強さがある。この作品にもそういった姿勢が貫かれており、くだらないプライドで保身に走る知識人には書けない天皇が活き活きと、小林の感情に沿う形で表現されている。言葉に出来ないが大切だとわかっていること。それを言語にすることが言論人の仕事だとすれば、小林はこの作品で見事にそれをやってのけたと思う。これからもことあるごとに開く本の一つになるだろう。
5.0 皇室と天皇の教科書
私の場合、戦前生まれの祖父母がいるので幼い時から皇室を見て来ました。
そのような機会が無い初心者の方でも漫画で解りやすく描かれているので読みやすいです。

皇室とは何か、天皇とは何か、象徴とは、宮中祭祀とは。
他にも小林著者の秘書による皇室に関するミニ知識も満載です。

それと民主党の小沢一郎幹事長も読まれてはいかがでしょうか?そして民主党の議員たちも。
この頃の政府は皇室を何を思っているのか疑われる行動が目立つ。
そして素人議員にも分かるのか。皇室の将来が心配です。
5.0 傑作ですが、あえて疑問があります。
 素晴らしい作品であり、私も女系容認です。ただ仮に内親王が皇位を継承されるとしてその御夫君の立場や公務についての規定を定めることが重要だと思います。私はイギリスのエジンバラ公のように何らかの称号を新たに作らないといけないと思います。これまでのわが国の女帝は独身か未亡人でいらっしゃったはずですから、当然新たな試みであり、この点で慎重に事を進めないと男系支持者や皇室反対派に隙を与えてしまうのではないでしょうか。さらにご相手についても慎重に選ばなければならないと思います。美智子様のようなお方はそう簡単にはいないでしょうし、今のような女性も自立するような時代に男性に天皇の夫君になるというのは簡単な話ではないと思います。これは教育の問題までに帰結するでしょう。何故なら尊王という日本古来の価値観を奉ずると同時に奥さんを立てると言う近代的な価値観をも両立する人物でなければこのような大役を任せられるないのですから。故に私は現状では結婚で臣籍降下された内親王にお子様が産まれた場合、そのお方に皇位継承者となってもらうという形をとって後継者不足の危機をできる限り防ぐと同時に皇室典範を改正し夫君についての規定をつくるという方針をとるべきだと思います。長々と自説を論じてしまいましたが、私が残念なのは小林先生がこの点においてどんな腹案があるのかという一点のみです。

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