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日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)

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日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)の商品レビュー

5.0 戦争を知らない事はよくない
 この国は62年前敗戦している。
戦争の本や映画はなぜか美しい音楽と、死にゆく人々のてがみなどは
人は一つはすばらしい詩を書くのように、涙をさそう。
しかし、戦争は美しくない。残酷なものなのだ。現実をここに少しでも書き残して
調べつくしてくださった猪瀬さんに感謝します。
 
 戦争はするべきではない。
 ぜひ一読推薦いたします。
5.0 本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞
現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。
そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。
その朝日新聞は現在、
「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」
と言っている。
人間ここまで汚くなれるのだろうか?
ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。
それが責任のとり方じゃないのか?
朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?
5.0 悪質な多事争論
3月5日のTBS・NEWS23の多事争論で筑紫哲也氏は、慰安婦問題での安倍総理の答弁について
「業者にそういうこと(強制連行)をやらせたことに強制性があるという、まあ日本人が聞いてもわからない説明であります」
と述べている。
まず安倍総理はそうは述べていないし、「やらせ」た証拠もない。
通達の1枚たりともない。
「悪質な業者を取り締まれ」という通達ならある。
発言を捏造しておいて、日本人が聞いてもわからないとしている。
汚いとしか言いようがない。
慰安婦問題については、小林よしのり著『平成攘夷論』をぜひ読んでほしい。
5.0 もっと多くの人に知らせたい
先日のNHK国会中継で前の防衛庁長官だった石破茂が、この本を掲げて「なぜ『昭和20年夏の敗戦』ではなくて『昭和16年夏の敗戦』なのか」と紹介していたので、おやっと思い読んでみた。
戦争を始める前に「日本必敗」の結論が出されていたことにも驚いたが、その結論を出したのが、官僚や民間人の若いエリートたちだったことが最大の驚きであり、感動だった。
本の中身は、実際の登場人物の声や資料が出てくるので、具体的で非常におもしろい。
著者は、彼らが今日評価されるとしたら「彼らが事態を曇りない眼で見抜き予測した点」であり、「その予測を可能にしたのはタテ割り行政の閉鎖性をとりはらって集められた各種のデータであり彼らの真摯な討議」だという。今の政治にも言えることだろうと思う。
この本の存在をもっと多くの人に知らせたいと思った。
5.0 帝国主義の罠
この本では太平洋戦争に突入する半年前に各方面の若手エリートを集めて「総力戦研究所」を造り模擬内閣を組閣し戦力だけでなく経済力や資源、国民精神力等を含めた総力戦において日米のどちらが勝つかの研究内容および結論を猪瀬さんの得意とする緻密な取材力で再現している。そして開戦前に研究所の模擬内閣が出した結論は「日本必敗」であった。本書の柱は研究生であった三十数名の若者の戦争に対する考え方を書いたものであるが、根本は本書の題にもあるようになぜ日本人が戦争を始めたのかである。日本が必ず負けることは政府はもちろん海軍も、そして陸軍の長である東條も分かっていた。それでも日本は戦争しなくてはならない状況に追い込まれていた。戦後、アジア諸国から当時の日本の植民地支配の問題や靖国参拝等が問題視されるが、A級戦犯として処刑され、悪の枢軸とされた東條英機でさえ、総理大臣の立場では戦争回避を図ろうとしていた。極東裁判で判事であったインドのパール判事は「日本は完全無実である」と主張した。彼は日本が戦争を行った原因は、欧米諸国が行っていた帝国主義を有色人種としてはじめて日本が行い、その結果アジアの均衡が破れたこと。それに対し欧米が日本を干渉することによって戦争を招いたと言っている。日本がなぜ戦争をしたのかという議論はもっとなされるべきだと思う。その結論なくして軽々しく一国の首相の靖国参拝問題を「反対」と言うべきではないと思った。

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