♪まるたけえびすにおしおいけ あねさんろっかくたこにしき♪
京都の子供達は、歌にして通り名を覚えています。
それほど、通りと生活は密着しています。京都の中京に住んで50年。そして京都の大学で歴史を勉強しました。
でも、京都って奥深いですね。いかに知らないことが多いのかを本書で確認しました。
前作の小学館から発行された『京都の大路小路 正続』も購入しています。このビジュアル・ワイド版は、オールカラーになり、写真も多く、前作のよさを受け継ぎ、遥かにパワーアップしています。
京都の本当のよさを感じてもらうには、町中を歩くことに限ります。有名寺院をたどる「点の旅」から脱却して、大路小路をめぐる「線の旅」、そして「面の旅」へとその範囲を広げてもらうともっと京都の奥深さが分かります。
京の町屋の風情や、至る所にある路地、観光ガイドから外れた由緒あるお寺や神社など、この本を利用して知っているつもりの京都を再発見していただきたいと思います。昔、千本通りの材木商が反対して、市電が後院通りを通るようになったエピソードなど、地元古老に聞かないと知らないお話も満載されていました。
京都の観光ガイドとしても利用できますし、京都通になるための参考書としても有用です。京都が大好きな人に、是非オススメします。
わが町京都!-その歴史と現代-
この本は京都にある“路”をテーマに、京都の歴史と文化に深く切り込んで生きます。路をあるけば自然と目に入る京都の仏閣や伝統工芸の数々、その路の上で催される祭りなどが美麗な写真とともに紹介されています。私は長い間京都に住んでいますが、その歴史の深さに改めて感嘆させられます。例えば膏薬図子(こうやくのずし)というちょっと歩いただけでは気づかないほどの細い路で、平将門の首をさらして空也上人がその霊を弔うために堂を建てたなんて話をこの本ではじめて知りました。
この本は京都人にはその歴史と文化を学ぶために必携で、京都に住んでいない方にも京都の良さを伝えてくれる本だと思います。これから旅行される方もこの本を読んでから訪れるとたくさんの発見がありますよ!