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村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)の商品レビュー 心のもやもやが形になってみえてくる・・・
これは、小説ではなくお二人の対話をまとめられたものです。 平易な言葉で綴られる、深遠な世界!!!魂の深みに響く対談!
この対談、言葉は平易ながら、人間存在の根本に響く深みを持っている。だから、決して易しくはない。ステレオタイプの常識的な世界観、価値観を捨てられない人には、決して理解することができない内容である。いや、理解するという言葉は適切ではない。むしろそれは、自分自身で問題と向き合い、出来合の答えに満足することなく悪戦苦闘した経験のある者だけが、初めて共感することのできるような世界ということができるであろう。だから、論理的で明快な回答を求める読者にとっては、この対談は思わせぶりで曖昧なものにしか映らないであろう。これは柔軟でありながら、強靱、繊細でありながら、爆発的なエネルギーを秘めた精神の世界。宗教、芸術、狂気、創造、病と癒し、愛と憎しみ、時代の精神、歴史性、対談はあるいは深く、あるいは広く、自由に紡がれていく。特に河合隼雄氏の言葉は、しばしば人間の心の深淵を覗かせて、恐ろしささえ感じさせる。これだけの内容のもの、よく文庫になった! と喝采したい!!! 夫婦の共同作業は井戸を掘ること!
このお二人が繋がっていたことに、まずブラボー! 対談っておもしろいなあと思えた一冊
村上春樹さんというひとはおもしろいひとで、車はきらい、と言ったかと思うと、イタリアの車を買ってうきうき運転をするし、日本の対談ってほんとにつまらないと言ったあと、こうして対談しています(笑。矛盾したひとだといいたいわけではなく、村上さんはご自分の行動に対して根拠ある説明があるかたなので、どうして考えが変わったのか興味深くて本を手にしました。 それぞれの単著が読みたくなる
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