残念です
タイトルに惹かれ早速読み始めましたが、すぐにがっかりしました。落語「品川心中」の舞台が吉原? 沖縄県与論島? 漱石がひいきにしたのは先代の小さん?
本書の解説に「方言にしろ、悪態語にしろ、一人でこれだけ集め、整理し、出展を明らかにし、解説を付す作業にどれだけの労力と時間を費やしたものか」とあるとおり、そのその広範な知識の量と、収集編纂の労は素晴らしいと感じますが、こういった細かい齟齬は読者を落胆させます。しかも本書は既刊本の文庫化ですので、直す機会も多かったはず。この件に関しては著者より編集者及び校閲者の責を多とするべきでしょうか。「君子豹変」して過ちを改めるに躊躇なきよう願いたいものです。