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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)

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沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)の商品レビュー

3.0 完全なフィクションだったら,5つ星の大作
一個人の感想ではあるが,面白いと思いながらも強い拒否反応を起こしてしまった。

ノンフィクションの内容をフィクションにすることにより,
事実以上に脚色を加えた恣意的な部分を感じたからである。

これならば,完全なノンフィクションとして読みたかった。

事実を元に表現するという観点からは,あまり好きになれない作品であるが,
完全なフィクションだったら,間違いなく5つ星の大作である。


5.0 映画化が楽しみ!
「沈まぬ太陽」読み終えました。
みなさんが書かれているように、官僚主義、出世主義、エリートの自分勝手なやり方 色々と我々庶民からは想像できないようなストーリーの展開です。

安全こそが第一の航空会社としては、恐ろしいほどの利益至上主義、全体をコントロールしきれない大企業病が書かれています。
本当にこんな会社、組織が航空会社を運営しているならば、本当に恐ろしい。

誇張している部分はあるのでしょうが、御巣鷹山の事故の前後はある程度本当の話なのではないでしょうか?
(組合もいくつも分かれ、労使関係も悪いというのは既知に事実ですしね。)
(内容もとてもリアリティーに富んでおり、作者の気合が行間に滲みでているし。。。)

私はよくこの航空会社の飛行機に乗ります。
今はこんな組織状態でないことを信じています。
航空会社殿には、この小説に反論/反駁するのではなく、我々客側が「この小説は嘘だ/間違っている/そんな事はないだろ」 と感じられるような 会社になってほしいと思いました。

この小説が映画化されるとのことですね。渡辺謙が主演とのことですね。
楽しみにしています。
航空会社への嫌がらせというような映画ではなく、よりよい組織、会社になることを警鐘する映画にしてもらうことを期待しています。
小説がとても面白いので、映画も小説に負けないような出来であるように期待しています。


5.0 情念と情景と・・・。
実際に目の前にしているかのようなアフリカの自然と会社の理不尽な仕打ちに慟哭する主人公恩地の情念の描写が絡み合いながら、それこそ息もつかせぬテンポで進むストーリー。

この分量を忘れさせるほどにぐいぐい引き込まれ、「アフリカ編」一気に読みました。

「アフリカ編」の最後は意外とあっけなく・・・な感じでしたが、読み応え有るビジネス小説です!
5.0 元・駐在員家族として…。
本作は、全5冊からなる「沈まぬ太陽」の第1部(上下巻)であり、
筋を曲げない硬骨漢の恩地元が、会社組織の中で味わう10年にわたる苦難を描きつつも、
全体の中では、第3巻・御巣鷹山篇の前フリの役割を担っているともいえます。

国民航空社のエリート・恩地が、労組委員長の職責を全うし、従業員の待遇、
すなわち空の安全を軽視する経営側に対し、正義感から激しい権利擁護活動をする。
これら本書の労組・不当労働行為を巡る部分は、労働法の勉強の教材になりそうです。
しかし、その報復人事として、パキスタン・カラチ支店への異動を命じられ…。
物語は、現赴任地ケニア・ナイロビでの野生的かつ空虚な生活が描かれつつ、
臥薪嘗胆の日々が回想されていく…。玉にキズなのは、回想がかなり長く、
やや間延びした構成とも取れる点でしょうか。

本書は、個人の尊厳に対する組織の過酷な仕打ちが克明に描かれており、
大多数の従業員の冷たい視線や理不尽な言動に、宮仕えの悲哀を感じさせます。
もっとも、本編で十分に描かれた国民航空の陰惨な実態が、第3巻、
御巣鷹山の悲劇の前提条件を形成していくという主張が、言外に込められています。

また、個人的に感銘を受けたのが、海外駐在の苦労や、
恩地の家族(妻と兄妹)の心情がリアルに描かれていることです。
私事ですが、私も幼時にのべ11年、アジアの3都市で父親の駐在に付き合いました。
幸い報復人事ではなかったよう(笑)ですが、母と私、妹(恩地家と同一の構成)は、
度重なる引越しや転校が嫌で、私などは情けなくも毎度メソメソしていました。

思うに、本書に表れた、発展途上国での生活の実態、それに対する家族の感情はリアルです。
同時に、おそらく屈託なく仕事をしていたように見えた父も、
少なからず異文化との接触、狭い社内での軋轢に耐えていたのではと推測します。
そういう意味で、本書と第2巻は、私にとってかけがえのない書物です。
そして、現在僻地で頑張る駐在員の方は、ぜひ、お子様に本書を差し上げて下さい。
私は約20年前に本書に出会いたかったです。
5.0 これから、すぐに(2)を読み始めます
筆者も心待ちにしていた映画化が実現するとのニュース。
筆者も心待ちにする、これまで映像化が何度も流れてきた、
そんな紆余曲折を耳にし、これは面白いに違いない!と同書を手にしました。

面白いです、実に面白いです。

登場人物も一人一人が丁寧に
描かれており、一気に読みきってしまいました。

これから、(2)をすぐに読み始めます。

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