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山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇 (新潮文庫)の商品レビュー 最期まで大変らしい
漱石の死後、森田草平が師について複雑な思いのこもった随筆を書いた。そして草平の死後、友人の内田百けん(草平から酷く裏切られた)が「実説草平記」という名作を書き、その百けん死後、弟子の高橋義孝が「実説百けん記」という作品を書いた。これも名作だった。そして山口瞳も最期に、人生最大の師であった高橋義孝についての記述で筆を置いている。最期まで風変わりな自己流の「作法」に固執しなければ生きていられなかったし死に切れなかった。固着した深い心の傷とそれに対処する為の奇妙に自己完結した倫理と拘りの作家。 「熟年編」のアンソロジーとしては
山口瞳さんの「男性自身」は、週刊新潮連載中から毎週読んでいたし、そのような年齢に達する以前の作品も含め、単行本は、全て購入して来た。この膨大な量の昭和の庶民の記録は我家の宝物といってもいいかもしれない。 枯淡な味わい
重松清さんがチョイスした中年篇から続けて読んだが、 本物の味
古さを全く感じさせない軽妙なエッセイ。昔の武蔵野国立の匂い、銀座の酒場の空気を感じます。山口瞳さんのユーモアに、何度読んでも笑わされてしまいます。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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