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ロートレック荘事件の商品レビュー なるほど!
筒井康隆が○○トリックに挑戦すると、こうなるのか! 大胆かつ繊細なこれだけの大トリックを考え出した筒井康隆を、素直に絶賛したい
私は、これまでに、七瀬シリーズを始めとした8作の筒井作品を読んできたのだが、その中で最も良いと思ったのが、どういうわけか、彼の専門外であるはずの、このミステリ小説なのだ。 緻密に計算された文章こそがトリック
筒井氏によるこの作品は、ミステリーとしてカテゴライズされる。 作者の自己満足
確かに凄いかもしれないが、面白くはないよね、これ 衒い
「おれ、筒井康隆がミステリを書いてやろうではないか」という衒いが鈍い輝きを帯びて文章から伝わってくる。「おれがやるからには、普通のものを書いてはつまらない」との声が聞こえてくるような、まあ奇を衒ったトリックを仕掛ける。しかしながら、叙述トリック自体は古くからよくある手法で、さして新しいものではない。この作品に価値を与えるならば、SF畑の人がここまで完成されたミステリを仕上げてしまった(しかも真っ直ぐにミステリの設定で)という点にあるだろう。照れ衒い嘲笑がそこかしこから窺い知れる(そこが筒井の一番の魅力でもあるのだが)。作品を作者から切り離してみれば至って凡庸、取り立てて称揚するほどのことは無い。だが、筒井康隆に帰着して考えれば、その懐の深さに舌を巻いてしまうのも、また事実である。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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