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阿修羅ガール (新潮文庫)

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阿修羅ガール (新潮文庫)の商品レビュー

1.0 これは小説の漫画化です
三島由紀夫賞を受賞したので読んでみたけど、とてもザンネンでした。

前半はまだマシだった。でも途中で文体が変わります。 
もうムチャクチャです。東京から、魔界??に行きます。
臨死体験なのかもしれませんが分かりませんでした。いや分かりたくもなかった。
これも計算づくだ、という批評もありますが、冗談じゃありません。 
これは文学どころか、漫画です。いや、2チャンネルの世界です。
普通に読んでいたら、急に字が大きくなります。これが作者の作戦なんですか?
それともあそこは笑う場面なんですか?

「うわー文字が大きくなった、あははは♪」
と笑えば良かったのでしょうか。

もしかして私には笑いのセンスがないのかな 
本文を一部抜粋しますので笑えるかどうか皆さんに確認をお願いします。 

「ウンコパン三世。ウンコパ〜ン、デ、デレッデ。ウンコちゃ〜ん。
や〜ねウンコパン駄目よウフフこんなところで。うっしっしっしっし。
もうた〜まらないのよウンコちゃ〜ん」 

どうでしょうか?私はこの文章を読んで、笑うどころか凍りつきました。
それともこれも計算されつくした現代文学の姿なのでしょうか?
三島由紀夫賞に相応しいのでしょうか?

もし、亡くなった三島由紀夫先生があの世でこの文章を読んだら
ショックで生き返るかもしれません。

私にはウンコパン三世と
三島由紀夫先生の関連性が皆目見当がつかないのです。

読み終えたときは、しばらく茫然自失の状態でした。
悔しくて涙も枯れ果てました。
5.0 オールオッケーで!
ひっさびさの大ヒットです。
今までにない流れるような怒濤の文体と、ストーリーのベースにある前向きでまっとうな感じにすっかりやられちゃいました。

登場人物たちの言葉遣いが汚かったり、多少グロい場面もあったりしたけど、でも、根底は暖かいかんじです。
読後感はすごくいい。

『自分』とか『自我』とか『本質』とか『存在』なんてことは、どーでもいいのだ。
そんなのわかんなくても、疑わしくても、もしくはなくてもいい。
そんなのなくても私はこうして生きて、家族と暮らしたり、好きな人のこと思ったり、意味ないことでケンカしたり、好きでもない人とエッチして虚しくなったり、いろんなことがあって、いろんなことを楽しいと思ってる気持ちは本当だから、だから結局オールオッケー。問題なし。

ってかんじの本でした。
しばらく舞城王太郎にハマるかも。
5.0 三十のおっさんがかいてるとこがうける
最初のほうは普通の高校生活をがんばってかいてるなというかんじでつまんなかったが、その後はどーでもいい(簡潔でない)いいまわしがうざくて読んでないwでもがんばってるなと感心しただから星五
1.0 ぶっとんでる?
三島由紀夫の女生徒の読み替えらしいですね。過去の名作、映画、技法のオンパレード、俗に言う解体、再構成ってやつです。文体は現代風というかどっかの掲示板風です。

ネタ元がわかる人には、賞をあげやすい作品だと思います。

しかし形だけまねてるだけですから、内容がスッカスカです。元ネタがわからない人には、ぶっ飛んでるように感じるのかもしれませんね。それからこれが新しい文学というひとに質問があります。その定義は技法だけですか?その技法すらどこにでもあるような気がしますが。
でもそんなに目くじら立てることないか、ライノベだし。

純文学や新しい文学を期待している人は読まないほうがいいと思います。それからネットで有名な掲示板をみて嫌悪感を催す人も。
4.0 舞城王太郎の代表作
『阿修羅ガール』です。
第16回三島賞受賞作ということで、舞城王太郎の代表作といえるでしょう。
女子高生の一人称、文章全体が口語です。改行も少ないですが、勢いよく読めます。本はそこそこ厚いのですが一気に進みます。ただし、クセが強いので好みは分かれそうです。
展開は色々事件がめまぐるしく起きて退屈しません。
荒唐無稽な事件の連続の中で、2ちゃんねるを髣髴とさせる天の声が、妙に生々しかったです。
終盤の森のシーンが、なんとなく浮いて感じます。でもここがあるからこそ、本作はエンターテインメントではなく純文学というカテゴリになんとか入っているのではないでしょうか。
まあ、好き嫌いは読者次第として、舞城という作家が良くも悪くも特異な才能の持ち主であることは間違いないのではないでしょうか。舞城作品の中で、その独特さが端的に表れているのが本作だと思います。
短篇「川を泳いで渡る蛇」が併録されています。

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