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津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇 (新潮文庫)の商品レビュー 事実は小説より奇なり
あまりにも有名な昭和の大事件「津山三十人殺し」。犯人の都井睦雄は阿部定事件に深い関心を持っていて、「阿部定事件の上を行くすごいことをやっちゃる」と事件前親しい友人に語っていた。その結果、まさしくその通りのことをしでかしてしまった。私は岡山県の県北部の出身で、実家もこの事件の舞台である津山市加茂町行重貝尾部落とそう遠くない。読み終えた今、ものすごく後味の悪さを感じている。自分の生まれ故郷にもあったかもしれない古い因習…。吐きそうなほど気持ち悪い。この本から後世の人間は何を学ぶのか?しかし都井睦雄という特殊な人格がそこに存在したことが、この事件の主な原因だと思う。事件の動機に普遍性はなく、一人の人間がどんな理由があっても、三十人もの隣人を虐殺することなどありえない話しだ。 都井睦雄
津山三十人殺しの犯人の名である。たったの一夜の内に、しかも数時間で部落の村人三十人を 秋葉原事件
将来を嘱望された地方の秀才が転落して社会の冷たさを逆恨みし自己顕示欲を爆発させ、理不尽な大量殺人に走るという構図は、秋葉原の通り魔事件や池袋の通り魔の容疑者(いずれも20代前半)に意外なほど似ている(ちなみに大阪・池田の児童殺傷はかなり異質だ)。当時は戦時体制の暗い世相の中、容疑者の男は、肺病やら夜這いでの愛憎やら狭い村の共同体意識・世間体やらに追い詰められ、結局は村の隣人たちに凶刃・凶弾の矛先が向かった。それに比べ、後者の最近の事件は、都市やインターネット社会での孤独やワーキングプアの問題が影を落とし、結局大都市の通行人を狙うという風に、構図や精神構造は似ていても時代とともに犯罪の形が変わっているところもまた興味深い。一見キワモノ的になりかねない題材だが、抑えた筆致で通し、資料が潤沢で綿密な取材力に脱帽。 日本犯罪史上最悪
岡山の30人殺しの犯罪を追った本です。横溝正史の八つ墓村のモデルにもなった事件です。結核の罹患、優秀なのに、進学の断念、軍国主義の足音、夜這いなどの村の習俗、阿部定事件など、当時の世相、風俗などのついて、記録や証言にもとづいて、細かく検証しています。事件について、知るためにはとても良い本だと思います。しかし、現象の記述にとどめているので、いま一つ、動機について、すっきり迫れていないところがあります。著者は、予断なく、読書に事実を示したかったようですが、著者として、推論だけでも欲しいところです。いづれにしても、この日本犯罪史上空前の事件について、その前後の事情について、詳しく予断なく書かれている本だと思います。犯罪学に興味のある人は必読だと思います。猟銃の所持の許可の問題など、当時と今とあまり変わっていないのがわかります。 悲しい。ただ悲しい。
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