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祖国とは国語 (新潮文庫)

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祖国とは国語 (新潮文庫)の商品レビュー

4.0 一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数。
「国家の品格」の藤原正彦さんが、
ひたすら国語の必要性を説きます。

小学校における教科間の重要度は、
一に国語、二に国語、三、四がなくて五に算数、
あとは十以下だという。

国語力の低下は、以下の弊害をもたらすという。
1.知的活動能力の低下
2.論理的思考能力の低下
3.情緒の低下
4.祖国愛の低下

はい、大筋で同意します。

表題のテーマだけではなく、
他にも満州の旅行記や軽い随筆多々載っていて、大変楽しめました。

あと、藤原正彦さんが書く文章は難しい語彙がよく出るので、
日本語の勉強にもなります。
4.0 やっぱ国語っすね!
著者いわく、数学と違って現実のものごとについて正しい判断をするには、ただ論理的であるばかりでなく、論理の出発点に妥当な仮説をもってくる必要がある、どんな仮説をもってくるかを決めるのが教養や情緒である、そして教養や情緒を養うのが国語教育である、国語教育は何より増して重要だ、云々……。

著者のいうとおり、教養が不十分だから、前提として穏やかでない仮説をおいたまま論理を展開する人が多く、そのため、いかに論理的であっても帰結が奇形的にいびつであるような議論がままあるような気がする。たとえば、前回レビューした本の内容も「……」というものだった。風変わりな価値観や考え方は当然あってよいし、それはそれで結構だが、それもすべて保守的な価値観を学校で叩き込まれてからにしてもらいたい、と切に願うものである。少なくとも税金で運営している学校では、戦前並とはいわないが、「すべきこと」「学ぶべきこと」は当たり前のように厳しく仕込んでもいいんじゃないかという気がする。

だって今、これだけ国がたるんでいて、ねェ?英語とか言っている場合じゃないわな。

筆が滑ってきたが、元に戻そう。愛人囲いたい願望のエッセイなども笑えたし、満州の話も興味深い(母親のていさんの本にも興味を持った)。ということで一読をお勧めします。
4.0 国語が全ての学習の基礎に全く同感
今小学校から英語、英語と騒ぎ立てている日本ですが、私も国語の基礎が出来ていないうちから外国語をやるのはどうかと同感です。著者は母国語をしっかり伸ばして、思考力を発達させ、学習の基礎を作りあげることのほうが、外国語をやるよりはるかに大事だと訴えています。私は海外在住ですが、結局国語の基盤ができあがってから来る子のほうが、ちゃんとそれで学習の基礎や思考力が発達しているので、あとあと英語を学んでからもその能力が発揮されると言われています。この本は、少し著者の国粋主義的な部分は気になりましたが、最初からのメインの国語力についての記述は、とてもすばらしいと思いました。
5.0 早期英語教育への反対と「祖国とは国語」という点では,私は藤原派です。
著者は、満州国生まれ(1943-)。作家の新田次郎・藤原ていの次男。東大数学科卒業(66年)。同大学院修士課程修了と同時に東京都立大学理学部助手(68年)。博士号(東大,73年)取得と同時にコロラド大学助教授。76年からお茶の水女子大学理学部数学科勤務。専攻は不定方程式論。『若き数学者のアメリカ』(77年,日本エッセイストクラブ賞),日本数学会『岩波数学辞典 第3版』(85年),『国家の品格』(05年)。以上,Wikipediaより。


Wikipediaの著作一覧を眺めると, 80年代までに3冊しかなかった著作が,90年代に4冊,00年代には8冊と,エッセイスト賞に有頂天にはならなかったことがわかる。下種の勘ぐりだが,数学者の着想力は40歳までと言われるが,彼もちょうどその頃から“雑文”(および対談集,関係者失礼)を書き始めている。


 本書はその雑文の寄集め,失礼,エッセイ集。彼の雑念,いや思想は『国家の品格』と『若き数学者のアメリカ』に尽きている。経済学部卒業生として言わせてもらうと,もちっと統計やら論理やらで主張の裏付けが欲しい。これじゃあ感想文だよ。『心は孤独な数学者』(97年)を加えれば,専門分の以外の基本的著作姿勢は判明する。特筆すべきは,初出が文芸春秋や産経新聞など右翼系メディアから左翼の極北=朝日新聞までにまたがっているということ。


 扱き下ろしているようだけれど,エッセイ自体は面白い。新ネタがないというだけ。早期英語教育への反対と「祖国とは国語」(シオラン)という点では,私は藤原派です。(885字)
4.0 国語への情熱
1.家族に関するエッセイ
2.国語教育
3.満州探訪
という3つの部分から構成されています。

2では
国語教育が大切だという情熱が
展開されており、評価が高いところですが
私は、家族のエッセイに関する部分も
ほのぼのとしていて好きでした。

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