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家守綺譚 (新潮文庫)の商品レビュー 心に染みる一冊
今からそう昔でもない、といって今ほど電灯などが普及していなかった時代。あまり売れてはいないが、もの書きの綿貫征四郎は、亡くなった友人の親に頼まれ、家の守りをするために庭つき池つき電燈つきの二階家へ移り住む。そこで出会う、掛け軸からボートに乗って現れる友人の幽霊、河童、人魚など様々な怪異。これらに驚くでもなく怖がるでもなく、日常に普通に起こることのように付き合っていく綿貫征四郎。 異界との接点
物語の舞台は、19世紀末の日本。 心に根付く
ハードカバーも持っていますが、文庫版も迷わず購入です。 読み応えあり
個人的にはすごく面白かったです。大好きな本の一つになりました。古き良き日本の情緒を感じさせる単語や表現、季節感、当時の生活感、人々の知恵、そしてちょっとした「怪談」的な要素(怖いのではなく、不思議な生き物や出来事が淡々と普通の日常に織り込まれているところが最高)など、心にやすりをかけてくれるような作品でした。そして、文体や発想だけではなく、主人公の志の良さに感動します。最後の方で決め台詞のようなものがあるのですが、胸を打たれました。いい本だと思います。 日本むかし譚
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