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太陽の塔 (新潮文庫)の商品レビュー どどめ色の傑作
日本ファンタジーノベル大賞受賞、ということだが、すごく真っ当な青春小説です。非モテの。 恋愛至上主義に反抗する人々
京大生である(休学中のようだが)主人公を取り巻く友人達を描いた青春小説である。京都で学生時代を過ごした人には懐かしくほろ苦いような思い出を起こさせるリアリティさがあると思う。話は主人公達が恋愛至上主義の風潮に懸命に反抗しているのが面白い。そして流石京大生らしい知性ある会話がなされていて京大周辺が独特の空間であることがわかる。ただ、主人公の自意識過剰さが何時も現実と妄想の境界線をさまよっているようで、もう少し妄想の部分を減らしたら読みやすく、格調の高い青春小説になったのではないかと思う。 失恋の唄
2003年に出た単行本の文庫化。 かくも悲しき美しき妄想小説
もてない京大生が悶々としながら男同士のむさ苦しい世界で妄想を肥大化させる話として読み進めたのですが、傷心に向き合えず目を背けついつい強がってしまう男の悲しくも美しい物語。どんどん肥大化してく主人公たちの観念論がすごく効果的ですし、マジック・リアリズムもこういう使われ方をすると、昭和の日本映画でよく出てくる短い不条理シーンみたいで、全体に陰影というか立体感を効果的にしています。 なんだこのイキオイは?理解を越える、怪小説。
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