素敵な理科の時間を
中学1年生の女子たちの
「科学したこと」の報告を
先生が何の評価も交えずに「・・だそうです」とまとめる,
ただそれだけの本なのですが,すばらしい。
なんだっていいんだよと先生が言うのは簡単です。
でも生徒に何だっていいんだを実践させるのはとても難しいことです。
子供には子供なりの見栄や背伸びがありますから。
でも,その枠を取っ払ったときに素敵な科学の心が芽生えます。
見つけること,調べること,試すことの喜び
大げさに表現するならば知性を人生の宝とするためのレッスンが
本書にはありました。
読んでわらってしあわせになれる一冊。
これっいい!!
この著者(先生)の発言させる力っていい!!「Mさんは、寒い時はストッキングを重ねて履くと良いと聞き、どのくらいはけるか試してみました。3枚目でふくらはぎに地図の等高線の模様ができてきつくなり6枚目では地の循環が悪くなってつま先がつめたくなり、8枚目でいたくなり9枚目では間接が固定され歩くのがやっとでした。」
こんな研究をもってこれる不思議と考えたことを考えて発言できる雰囲気をもっている中学校ってステキです。
楽しく実のある自分の人生を踏みしめて行けそうで見ているだけでうれしく&うらやましくなります。
この子たちに会いたくなる一冊です。
続編でないかな~?
「科学する心の原点がここにある!」と、研究職の知人が申しておりました。
理屈や理論ではなく、まず、笑えます。
そして、「おー、そうだったのか」と思うこともあります。
報告をあげているKさんやWさんに会いたくなります。
そして、こんな先生に理科を習ったら、もしかしたら自分も理系の道へ進んだかもなぁ・・・などと思ってしまいます。続編も、早く文庫化ならないかと期待して待っております。