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制服概論 (新潮文庫)

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制服概論 (新潮文庫)の商品レビュー

2.0 「なんて主観的な人なんだろう」と思った
「古典的な女学生の制服が好き」だの「板前のネクタイが許せない」だの、冷静に制服について分析していると言いつつ、主観全開で趣味の発表になっている点が、素人の制服マニアの方のサイトと似ています。

制服のない立教女学院に小学校から通っていた著者が最初に「高校時代に制服に憧れて、アメリカンスクールの制服を友達とお揃いで伊勢丹で購入して着ていた。卒業と同時にお気に入りの後輩に譲った」と、制服愛を綴るあたりで、等身大キャラのクセにセレブ感丸出しでイラっときました。

制服への憧れはあってもコンプレックスを味わったことはないのでしょう。
会社員時代に1回だけ、事務OLの制服を試しに着せられて屈辱的だったという文章も、逆に「制服とは縁のないキャリアウーマンでした」という自慢みたいでイラっときました。

この本を読んで、この著者のことを嫌いになったので「負け犬の〜」が流行ったときに、嫌な気分でしたね…。

ただ読んだのは5年前ですが、それほど印象に残る本だったという事だし、山脇学園、防衛大学校など、現地に観察に行ってリアルな制服像が伝わってくる所は面白かったので、全否定はしない事にしましょう…。
4.0 嗜好の表明+αで読ませる秀作
 タイトルから判断するとかたーい本を想像してしまいますが
捲ってみれば「著者の制服好きを社会科学的な考察を含めて
カミングアウトしたエッセー」なので肩肘張ることなく読めます。

 あくまでも著者の主観なのでそれ(制服の魅力は1)期間限定性のもの。
2)それを着ることによることで着用者の意志を束縛する。3)制服提供者
(学校や組織)に恭順させられた自分に酔う点など)が正解なのか
否かは不明です。

 しかし、制服そのものの魅力(デザインなど)ではなく、一歩進んで
個々人の心理や社会性といった点を踏まえて−且つエッセイという衣を
纏ってです−奥底に迫る筆力は流石です。

 そして何よりも「制服好き」という、ともすると奇妙な目で見られかねない
嗜好を健全な(笑)嗜好の一種として世の中に示した点を強く評価したいです。
4.0 制服好きもいろいろ・・・
なるほど、世に言う制服好きとは決して、その種のセーラー服好き系とか、「最近の女子高生の制服のミニスカートいいねえ」、なんていうオヤジ系など、そういう類の人たちだけではなかったのだ!(すみません、すごい偏見でした。)

 そういえば確かに制服とは、時には私的な自分を殺さねばならぬ凛々しい自衛官であったり、真夏の溶けそうな大都会で首を締めなくてはならんビジネスマンであったり、何かしらそこには、束縛される者の悲哀という色気が漂っているような気もする。そしてまた著者はそこにこそ制服の魅力を感じるらしい。よって、最近の女子高生のように、いやいや束縛されて身につける制服ではなく、自分たちの市場価値をよりアピールするように着ている場合には、あまり制服の魅力は感じられないらしい。。。などなど、制服を着たことのある人も、ない人も、一度そんな制服論をかるく楽しんでみてはどうでしょう?

5.0 軽い気分で読みきって欲しい本
よーするに、自分のå-œå¥½ã«ã¤ã„てのå'Šç™½æœ¬ãªã®ã§ã‚るが、ä½"制にひたりたい願望であるがゆえに、å'Šç™½ã-にくかったという。

そのわりには、æ-­å®šçš„なæ-‡ä½"で、ã-かも軽さも備えており、ã"れはどã"かで見たæ-‡ä½"だと思ったら「見栄講座」のæ-‡ä½"に似ているように思った。

彼女の好奇心はついには現å 'に足ã‚'運ばせ、そのルポもã'っã"う面白いが、自衛隊系のルポが多かったように思う。観艦式のã"とや、潜æ°'艦のã"となど制服だã'じゃなく自衛隊そのものも結構隙なのではと思わせる。

ã"ういうå-œå¥½ã¯ã€ã©ã¡ã‚‰ã‹ã¨ã„うと例えば社会ç§'学的な分析の対象になりそうだったりするのだã'れど、なã‚"とか、単なる好き嫌いのæ-‡è„ˆã§èª­ã‚"で欲ã-いと思う。

ちなみに、解説は、自衛隊å¾"軍カメラマンとã-て、その筋では、おなじã!¿!の「不è‚-」宮嶋氏で、ã"れもまた、なかなか面白い。

5.0 これから街を歩く自分が怖い
初めから最終ページまでニタニタそして時にはゲラゲラ笑いながらまた時々深くまじめに考えさせられたりして読みました。ここまで制服を考察できるとは著者は一種の天才かもしれません。私は30年前に「詰め襟」を脱いだわけですがまた押入の奥にしまってあるみかん箱の中から取り出したくなりました。制服を着たことある人、ない人、着てる人、着たい人老若男女職業問わずに楽しめます。ただ、コレを読んだ後は街中の「制服」をじろじろ見たくなってしまうので注意。でも見たい観察したい、おまけに地元にはばっちりコメントされている防衛大学校もあるし・・・。困ってしまう本です。

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