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悪霊 (上巻) (新潮文庫)の商品レビュー 読みづらいけど、深い
読み物としてなら人気作家の現代小説の方が、読み易いし、物語も面白いと思うが、本書の読後感には非常に深い物を感じる。個人的には、スタブローギン、シャートフ、キリーロフの言葉の中にも、ドストエフスキーの深淵を感じた。特にスタブローギンはこの上ない非道の様に語られることが多いが、誰しも彼のような側面を持つのではないかという皮肉めいたメッセージを込めているのではないか。ドストエフスキーはかなり以前に『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『地下室の手記』、最近『死の家の記録』を読んだが、最も読んで良かったと思えた。数年後にまた読み返したいと思う。 まだ下巻は読んでいない。
下巻をまだ読んでいない、すなわち、今後の展開をまったく知らないという状態でこのレビューを書いています。 ドストエフスキー的人間たち
1869年にモスクワで起きた過激派グループ内の殺害事件を素材とした、革命家たちの悲劇の物語である。 解釈の多様性
意外にあまり指摘されていないのだが、この小説、特にスタヴローギンに関する解釈は余りに多様で、定まっていない。 珍しくも思想性が前面に
ドストエフスキーの代表作の一つ。彼の作品は深遠な思想を秘めながらも、雄大な構想・ストーリー展開、そして独特の語り口で読者を物語に引き込む点が特徴であるが、本作は思想性を前面に押し出した珍しい作品。ドストエフスキー自身が語っているように、当時の共産主義運動の中に危うさを感じ、それが将来のロシアの混乱を招く事を危惧して(この予見は当ってしまう)、警鐘を鳴らす意味で敢えて意見をストレートに出したもの。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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