自己陶酔したい人はどうぞ
高校生~大学の頃、始めて本書を読んだ時はその難解さに参った覚え
がある。社会に出て年月を経て、最近本書を読み直した。
実に、くだらないと思う。アタリマエの事をただ回りくどく、難解に
表現しているだけに過ぎない。ニーチェを絶賛する人、特に若い人というのは「俺は、ニーチェを読
んでいるのだ」というつまらない価値観に自己満足しているに過ぎな
い。
高尚な事を言ってるようなニーチェでさえ、最後は梅毒が脳に回って
死んでいるわけであり、所詮は俗人なのだ。
ニーチェの最高傑作
ニーチェの代表的著作にして最高傑作であり、後世の価値観に計り知れない影響を与えた作品です。
主人公ツァラトストラはニーチェの思想を代弁する傀儡としての役割を果たしていますが、その思想の核は、形骸化したキリスト教の否定、外部からの強制ではない個人的価値観の重視、超人思想、永劫回帰思想などに象徴されます。
この本は一度読んだら忘れられない金言の宝庫です。詩的な比喩が多用され、どのように解釈するかは読み手の考え方しだいです。
竹山氏の訳は古風な表現のため格調高く重厚ですが、悪く言えば難解です。読みやすさを求めるなら岩波の訳、格調高さを求めるなら新潮の訳をお薦めします。 以下、とくに心に残った部分を挙げてみます。
・人間にとって猿とは何であるか? 嘲笑のみ、あるいは惨ましき汚辱のみ。超人にとって人間はまたこれに等しきものであろう。嘲笑のみ、あるいは惨ましき汚辱のみ。(中略)きけ、われなんじらに超人を教う! 超人は大地の意義である。
・人間は、獣と超人との間に張り渡された一條の綱である。--一つの深遠を超ゆる一條の綱である。渡りゆくも危うく、途上にあるも危うく、後(しりえ)を見るも危うく、戦慄するも、はた佇立するも危うい。
・おおよその者にあつて人生は失敗である。(中略)過剩なる人間の群れあまりに長く生き、あまりに長くその枝に懸かつている。ねがわくば暴風雨が來らんことを! そうして、かかる腐敗せる蝕(むしく)いの果を、すべて枝から揺さぶり落とさんことを!
・なんじが愛するかの枝濶(ひろ)き樹と同じくあれよ。樹は、靜かに耳傾けて、海の上に懸かつている。
・遁れよ、わが友、なんじの孤獨の中に!かなたへ、荒々しい強い大氣の吹くところへ。 遁れゆけよ! なんじの使命は蝿叩きとなることにあるのではない。
・なんじが出會しうる最惡の敵は、ただつねになんじ自身である。洞窟に、森林に、--なんじ自身がなんじを待ち伏せている。