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ドリアン・グレイの肖像 (新潮文庫)の商品レビュー 「悲しみは見せかけ、心と顔は別物」
友人バジルによって仕立てられた一枚の肖像画、そこに湛えられた限りなき美によって あなたも堕ちてみませんか?
音楽・映画・文学などあらゆるジャンル、新旧を問わず、最も影響を受けた作品の一つだと思います。この小説はなんといってもヘンリー卿(オスカー・ワイルドそのもの)の存在感が強烈です(登場していないシーンでも存在感を放っているほど・・・)。彼は現代に生まれていたらほぼニート扱いで、まったく相手にされないような口達者なだけの男かもしれないですが、作中では歩く金言集といえるほど、不道徳でブラック・ユーモアたっぷりの名言を連発し、やがては絶世の美男子ドリアンを破滅させます。『「美」は「天才」の一形式である・・むしろ「天才」より説明を必要としないのだからより高次なものである』とかドリアンにのたまうわけです。実際的で合理的なことを嫌い、道徳心などかけらもなく、さらにはニヒリストで、ただただ頽廃的美学に身を任せることを愛する人に最適の本。 デカダンス
唯美主義とヒューマニズムの葛藤を軸に、誘惑的に描かれている。 唯美主義のように見えて社会派?
逆説的な警句で上流の人たち(階級的な意味だけでなく、美青年ドリアンや芸術家バジルなどの才能の上流人も含む)の歓心を買うヘンリーは、なんとなく「資本」という感じがした。常識を反転させた悪の論理で人を魅了しながら蔓延っていくからだ。 がっちりと構築された幻想、背徳の影から突きつけられるモラル
背徳と芸術至上主義の物語として、あまりにも有名な作品。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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