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単行本を500円で買いました。 単行本は、1冊にまとまっているので、お得です♪ 46才。成功を収め、女優を妻にした辣腕弁護士の過去と現在が入り乱れ、 そんなたいした、ミステリーではないのですが、 ぐいぐいと引っ張り込まれて、一気に、最後まで読まないと気が済みませんでした。 別に感動的でもなく、なのに、いつの間にか本の中の世界に没頭。 うーん。。。不思議な本です。
本書は、著者が法廷サスペンス三部作に続いて書いた、これまた文庫上・下巻合わせて1000ページになろうかという大部の作品である。 「このミステリーがすごい!」では’03年海外編第4位にランクインしている。 プロローグで紹介される主人公のトニー・ロードは46才。今やサンフランシスコで成功を収めた辣腕弁護士である。 第1部では、彼の17才のハイスクール時代、故郷であるオハイオ州の小さな町での事件が追想される。ガールフレンドのアリスンが殺され、その嫌疑がかけられるのだ。町中から疑惑の目で見られるトニー少年の苦悩が、それだけでひとつの小説が成り立つくらいのボリュームで描かれる。 第2部は、2度と戻るまいと決意したトニーがかつての親友の弁護のために、親友の妻に懇願されて28年ぶりに帰郷し、彼が疑われている女子高生が死んだ事件の検証に費やされる。そこでトニーの脳裡には、少年時代、自分自身にふりかかった事件が嫌でもよみがえるのだった。 第3部は、本書後半の大部分を占める法廷場面である。トニーは絶対不利な裁判を「無罪とはっきり証明できないが、必ずしも有罪とは断定できない」というスタンスで貫き、水際立った弁護で強引に評決不能に持ち込もうとする。ここでのトニーの苦悩は、自分自身が親友の無罪を信じきれないまま、弁護という“仕事”をしなければならないことである。そのためにはかつて親しくしてくれた友人すらも利用し、友情を犠牲にするのである。 第4部に至って、<現在>の事件と<28年前>の事件の驚愕の真相が明らかになり、その悲劇的な結末に、傷ついたトニーは愛する妻と息子の待つサンフランシスコへ帰る。 本書は、さすが円熟期に入ったパタースンの作品らしく、『罪の段階』、『子供の眼』でみせた手に汗握るスリリングな法廷場面と、『最後の審判』でみせた奥深い感動的な人間ドラマ、そして友情・恋愛問題に苦悩する青春ストーリーの要素をも併せ持つ、読み応え満点の傑作である。
特に泣けます。 こういう法廷サスペンスもので泣くとは思いませんでした。 読後は、自分がどうにかなってしまったようで、2日間、他の本にとりかかれませんでした。 普段あまり自分の性を意識しないのですが、今回ばかりは女だから余計に悲しくて、特に下巻の最後の方は、ページをめくるのが怖いほどでした(スティーブンキングの「骨の袋」の最後の方もそんな感じだったのを思い出しました)。