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侵入社員〈上〉 (新潮文庫)の商品レビュー おもしろい
名手石田善彦氏の訳とのことで読んでみました。 日本でもドラマになりそうな、企業スパイ・ノヴェル
本書は、講談社 『IN・POCKET』 の「’06年文庫翻訳ミステリー・ベスト10」で、<翻訳家&評論家が選んだ>部門で第10位、<総合>第20位にランクインしている。 スピード感があるハイテク企業を舞台にした喜劇
日本語のタイトルがオヤジギャグっぽいのですが、スピード感があって、一気に読めます。設定を考えると、主人公の出世は不思議じゃないので、複雑に込み入った内容じゃないですね。特に、アメリカのハイテク企業の楽屋落ちのような話題が多いので、この分野に詳しい人には楽しめますね。 スパイ小説としては・・・
ジョセフ・フィンダーという知らないアメリカ人作家の作品なのだが、筋書きを読んだところ、面白そうなので衝動買いしてしまった。うだつの上がらないハイテク企業の社員が、横領したことがばれてしまい、警察に引き渡される代わりに、スパイの英才教育を受け、そのハイテク企業のライバル企業にスパイとして侵入し、企業秘密を得るべく頑張るというストーリー。そのライバル企業において、主人公はなぜか才能が評価され、トントン拍子に出世していくのだが、その社長があまりにいい人で、逆に本当の所属先の企業の社長があまりに悪い人なために段々にジレンマを抱くようになる。ストーリー自体は、すぐにハリウッド映画化できそうなくらいアメリカ的で単純なので、あまり考え込まずに読み進めることができ、活字を読みたい気分なのだけれどもあまり頭は使いたくないという人にお薦め。ただ、スパイ小説なのに、あまりハラハラ感がない点、無駄に見える迂遠な記述があるため(翻訳の問題かもしれないが)にスピード感に欠ける点が難点。 主人公が成功していく物語って好きですし…
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