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未亡人の一年〈上〉 (新潮文庫)の商品レビュー やはり面白かった
アーヴィングらしいというか,突拍子もないストーリのようにみえて,実は普遍的なテーマ,愛について書かれた佳作.私は文庫になってから読んだ.そのせいか,表紙にあるキム・ベイジンガー(マリアン・コール役)とジェフ・ブリッジス(テッド・コール役)をついイメージして読んでしまう.読んだ人は大抵このキャスティングは正解と感じると思う.物語は高校生のエディがアルバイトでテッドの助手を勤めた夏のエピソードから始まる.エディがマリアンに恋して実に色んなことがあってアリアンが去っていくまで.その時,主人公のルースは4歳.次の舞台はいきなりルース36歳.この後,ルースが二度の結婚をして,本当に幸せを実感していくまでが描かれる.ルースの友人ハナ,今でもマリアン一筋のエディ,父テッド,一度目の夫アラン,二度目の夫ハリーを軸に話は展開し,マリアンは最後に再び登場.映画は観ていないので,ルース,ハナ,アラン,ハリーを誰が演じているかは知らない.私だったら誰にと考えてから,映画を観るのも楽しいかもしれない.下巻に出てくる有名なイエーツの詩が効果的でいい. 上質の物語。
『ガープの世界』、『ホテル・ニューハンプシャー』に比べると少々劣りますが、やはり最後まで読ませきる力のある物語でした。下巻のアムステルダムの風俗街のやりとりのあたりで、多少中だるみ感を抱きましたが、その後、クライマックスにむけて奇跡的な巻き返しがあり、最後の一文を読んだときには思わず涙してしまいました。 長い物語ですが
「小説は長ければ長いほどよい」という強烈な信条と、そういう小説を書き続ける自分への絶対的な自信を持つ作家、アーヴィングの(邦訳された)最新小説です(「第四の手」は、彼の作品としては「長めの中篇」ですので)。 キム・ベイシンガーを思い浮かべて、あんなことやこんなことが…
死んだ息子と同学年の高校生の「ふでおろし」をひと夏かけて行なった孤独な妻-そこから想像されるようなフツーのAV物語には絶対ならないのが、私がアーヴィングを愛して止まない大きな理由です。通常の生活において、ありえないような、それでいて妙な真実味のあるエピソードが淡々と続いていく、如何にもアーヴィングの視点で書かれたといった感じの大人の御伽噺です。裏切りのない展開とともに、本書にはアーヴィング自身の半生も織り交ぜてあるところが興味深いと思いました。彼も自身を振り返るところに来ているのかしら?「ガープの世界」が好きだった方には特にお勧めしたいです。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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