商品の情報
日本語は天才である

日本語は天才である

この商品が欲しい!
この商品は Amazon.co.jp で購入することができます。このボタンをクリックすると、商品が Amazon.co.jp のカートに入ります。

日本語は天才であるの商品レビュー

4.0 日本語の奥深さ
翻訳不能と言われていたジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」を日本語化した事で有名な著者が日本語の持つ楽しさ・許容力を語った本。回文、外来語を取り入れる包容力、敬語の使い方、方言の味などを語って楽しい本である。中学生にも読めるレベルで書いたというだけあって、読み易い。夏目漱石、芥川龍之介などの御馴染みの作家が例に挙げられるので更に親近感が増す。

ただし、外国語をうまく訳せるから「日本語は天才だ」と言う論理は我田引水の気がする。訳す道具としての日本語の力よりも、訳者としての自分を自画自賛しているようでチョット引っかかる。あまり"翻訳"に拘らずに記述すれば、より素直に楽しめる本になったと思う。

全編を通じて、日本語に対する深い愛着が伝わって来て(作中でも言及される井上ひさし氏にも共通する)、特に若い方にお勧めしたい好書。
4.0 日本語に対するあふれる愛、そして自負
ジョイスの訳などで知られる著名な翻訳家による日本語エッセイ。
「日本語は非常に優れているから、凡才である自分でもいろいろ優れた表現ができる」というスタンスを一応は取っているが、著者自身の日本語能力に対する自負はあふれんばかりに伝わってくる。

だからといってそれほど嫌味というわけでもなく、内容は非常に面白い。
まず、文章そのものが魅力的だし、翻訳の裏話や、方言、そしてルビに関する知見などは、気づかされることが非常に多い。
何より、著者が日本語というものを本当に愛していることが伝わってくるので、強く共感してしまう。

不満がないわけではない。たとえば、第7章「シチ派対ナナ派」について。
「七」の読み方について、著者は「安易にナナを使うこと」を否定するのだが、実際にビジネスの世界では、「イチ」と「シチ」を間違うわけにはいかないので、なるべく「ナナ」を使うようにする、ということもある。
本書にはそういった「日常生活で使われる日本語」というスタンスがほとんどないので、それがちょっと不満ではあった。

だが本書は、あくまで形而上的な日本語論として、日本語の世界を自由に飛び回るような気分で読むべき本。
そういった意味では、十二分に知的興奮を与えてくれる一冊だ。
5.0 この本は優れた日本語の力を、説きながら、場面毎におかしみもくれます。
遥か異国Irelandの作家、James Augustine Aloysius JoyceのFinnegans Wakeを翻訳した著者の、日本語論・翻訳論です。
誰にでも分かるように、英文和訳と翻訳の違いを自分の翻訳例で説明しています。判りやすいし、活字のフォントも秀逸です。また説明に使う辞書などの参照文献も手近で見られるものが選ばれているようです。
一番の国語の特性は、無文字だったこと。そこから漢字、ひらがな、カタカナなど、多様な表記を獲得してきた流れ。「やまとことば」と漢字、漢語との相互に絡み合った関係もよく書かれています。
自作の回文やいろは歌、リメリックなどが披露されています。日本語の多様性、柔軟性の意味が、おかしみの中で自ずと納得できます。またこれら多様性という遺産を大事にすべきという著者の主張も当然だと思えます。
大事な敬語を使う前提は、人は推して自らは退く「推譲の美風」だと山田孝雄の言葉を引用しています。実際の用法は、漢字の読みと同様に誤りながら学ぶしかないようですが。後から学ぶものではなく、初めから与えれている方言の大事さも1章を全て根室方言で書いているほど、力説しています。
良く考えられた構成です。また引用の学者が、学問上の実力派の系列で好感を持てました。それにしても言葉をこれだけこなしている本物の翻訳家に、自由に駆使されて、日本語もお喜びでないかしら。
5.0 Where there is a will, there is a way
翻訳不可能といわれていたジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を翻訳した、柳瀬 尚紀氏の書いた本です。私は大辞林を傍らに置いて参照しながら、二時間ほどかけて読みました。とても面白いです!Where there is a will, there is a wayという言葉がありますが、まさにそんな感じです。原文にこめられた言葉の面白味を、どうやって日本語で表現するか・・・。著者の柳瀬氏は言っています。「昼は電車の中でつぶやき、夜は寝言でつぶやく。すると日本語は天才なのでちゃんと答えが出てくる」と。
総ルビの章、根室方言の章、シチとナナにこだわる第七章など、著者のセンスを感じさせる良書だと思います。読んだあと、楽しい気分になりました。

本の最新売り上げランキング - トップ10

1位 人気キャバクラ・チェーンの美人社長が教える女心のつかみ方・引き寄せ方
おすすめ度: 価格: ¥ 1,500  通常24時間以内に発送
2位 自分で奇跡を起こす方法~読むだけで人生が変わる真実の物語
おすすめ度: 価格: ¥ 1,365  通常3~5週間以内に発送
3位 夢をかなえるゾウ
おすすめ度: 価格: ¥ 1,680  通常24時間以内に発送
4位 ペルソナ4 公式設定画集
おすすめ度: 価格: ¥ 1,785  近日発売 予約可
5位 即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常3~5週間以内に発送
6位 マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59)
おすすめ度: 価格: ¥ 460  通常24時間以内に発送
7位 とらドラ 9 (9) (電撃文庫 た)
おすすめ度: 価格: ¥ 536  近日発売 予約可
8位 サラリーマン「再起動」マニュアル
おすすめ度: 価格: ¥ 1,575  通常24時間以内に発送
9位 容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
おすすめ度: 価格: ¥ 660  通常24時間以内に発送
10位 LO画集 TAKAMICHI LOVE WORKS (FLOW COMICS)
おすすめ度: 価格: ¥ 2,800  通常24時間以内に発送
こちらもおすすめです
猫舌流英語練習帖 (平凡社新書)
おすすめ度: 5.0
価格: ¥ 714
通常24時間以内に発送
日本語はなぜ美しいのか (集英社新書 374E)
おすすめ度: 4.5
価格: ¥ 714
通常24時間以内に発送
辞書を読む愉楽 (角川選書)
価格: ¥ 1,575
通常24時間以内に発送
字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)
おすすめ度: 4.0
価格: ¥ 735
通常24時間以内に発送
広辞苑を読む (文春新書)
おすすめ度: 1.0
価格: ¥ 725
通常3~5週間以内に発送