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変見自在サダム・フセインは偉かった

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変見自在サダム・フセインは偉かったの商品レビュー

4.0 複眼的に国際情勢を見る
 「日本のマスコミが偏向している」ことは海外メディアからも言われることがある。いわゆる「記者クラブ」で官制の情報をそのまま流し、あるいは巨大宗教団体からの広告・印刷費でコントロールされている。別の一面では、欧米や中国の主張を鵜呑みにし、検証を欠いたまま歴史の捏造に手を貸す。

 高山氏は、欧米列強(19世紀からの植民地支配から連綿と続く)によるアジア侵略、歴史を捻じ曲げる中国、変更したマスコミを批判する。一般には報道されていない事実を通じて、日本の政官界・メデイアがいかにコントロールされているかを浮き彫りにする。

 題名はあえて刺激的だが、もちろんサダム・フセインが本当に偉かったと主張したいわけではない。一面イスラムの伝統に逆らった女性解放、部族国家を強権的に統一した面を言っているだけで、独裁者には変わりなかろう。またそのバックにはアメリカの支援があったという裏がある。つまり物事は別の側面からも見た方が良いということだ。

 同様に日本の韓国併合では国費のかなりの部分を投じてインフラ整備・教育に投資したことも書かれているが、これだって植民地化を正当化できるものでは断じてない。こういう見方もあると知っておくことが大事だと思う。
5.0 中国の裏切り
 なるほどと思える記述が多々あり、一気に読み終えた。たとえば、「白人列強に搾取され続けて来た中国に、留学生を受け入れたり、軍事の訓練を受けさせたり、あれこれ援助したのが日本であるけれども、白人には頭の上がらない中国は、最後には裏切って米英についた。」など、視点が非常に面白い。なるほど「裏切り」か。確かに朝鮮半島もそうである。一緒に欧米と戦ったのに、日本が負けると途端に寝返った。
 サダムフセインは確かに偉かったし、某新聞社は本当に嘘つきである。
 日本人は、心優しいが、善人過ぎて人の悪意を疑えないのかと思える。
 日本人の覚醒のために、本書が役立てばと思います。
 高山氏の他の著書も購入して、読み始めました。
4.0 ざっくりな書き方が魅力
朝日新聞斬りを見せながら、ニュースや歴史の読み方を教えてくれる良書だ。学者ならもっと細かく書いて、かえって混乱させてしまうのを、ざっくりと語ることで、本筋に沿って考えながら学ことができる。読後感がすこぶる良いのは、著者の朝日への皮肉が小気味よいからだろう。それにしても、著者は、強い人だ。
5.0 ユーモアたっぶりの風刺が凄い
変見自在は新潮の名物コラム。とににかく、この方の文体は面白い。
偏向報道で飯を食っている人々を面白可笑しく風刺する。時には、ブサリと本質を突くあたり、さすが新聞記者だなぁと感心します。この本を通して世の中や政治、報道を見つめると、いかに偏った人々が話を作っているかがわかります。また、結びのあたりで、エスプリの効いた文章がとても愉快で説得力があります。一つだけ新潮社にお願いしたいこと。それは、タイトルの「変見自在」が小さいので書店で見つけられませんでした。「サダムフサセインは偉かった」「スーチーさんは善人か?」は、どちらかというとサブタイトルの方がいいかと思いますよ。「変見自在」という名物コラムなんですから、そちらのタイトルで探すのに苦労しました。
5.0 なるほど「サダム・フセインは偉かった」
米国は先の大戦で正義を言い、日本は邪悪だったから原爆を落としたことは「やむを得なかった」と言う。だが原爆の開発途中から投下候補都市を決めて通常爆弾による空襲を禁じていたのは計画的にしかみえない。ナチスドイツは邪悪でなかったのか。新兵器の威力をサル同然に思っていた日本人で試そうと考えて実行しただけではないか。何が正義か。
世の中正義を言えばどんな嘘でも許されると思っている輩が多すぎる。本書は「世界にあふれる『正義』がいかにいい加減か、誰の身勝手で生まれたか、をテーマにした」高山氏の人気コラム「変見自在」をまとめたもので、世の中を見る目に大いに役に立つ。朝日新聞、反日学者、中国、米国などの発する情報と実際の行動を見てみると、彼らをうさんくさく思っていた庶民の勘の正しさが証明されるだろう。一例をあげよう。
イスラム圏の女性は教育を受ける事も外で働く事もできず家に閉じ込められて一生を過ごす。「妻は夫の持ち物」で不倫は死刑。これは国家の大いなる損失だと宗教からの脱却を図ったのがイラクのサダム・フセインだった。彼はイスラム聖職者たちとの熾烈な戦いの末、女性に教育と社会活動を保証する事に成功し、その結果「イラクは急速に国力を伸ばし、忘れていたアラブ民族意識も取り戻した」。だがサダムは米国に殺された。大量破壊兵器は口実で本音はこうだ「アラブ国家は頑迷固陋な宗教に浸ったまま石油さえ供給していればいい。変に民族意識をもっては困る」。
国際社会は国家のエゴがぶつかり合う戦場であり、日本も自己の優位を確立するための情報戦から逃れる事はできない。近隣外交の基本にこんな言葉がある。「まともな隣国ほど危険なものはない。いつも内輪揉めしているか、自国の意のままに操れるか、それが望ましい隣国だ」中国・韓国・北朝鮮はこの基本に忠実に日本の弱体化を図っている。お人好し国家のままでは危険だ。

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